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君の名はの小説も読んだ

Another Side:Earthboundという外伝?と2冊とも読んだ。

 

まず本編小説。肝心なところで記憶がない連呼してたが、みつはの携帯に何度も電話をかけようとしたが繋がらなかったという描写と、入れ替わり中は糸守町の住所を全部覚えてる描写があった。ぐぐれ、そしたら即彗星事件がでてくるやろ。

 

入れ替わりについては、糸守の巫女一族のシャーマン的能力によるものという描写だった。みんなの力をより合わせて、彗星という破滅をもたらすものに対抗する神話だと。町長が町長であることも必然であったと。

 

短絡的に考えれば、糸守の人々を救うやり方はもっとやりようは有った気がするが、しかし、作中でも「防災無線だけでは避難しきれない、町長の誘導も必要だ」というように、ああでないとうまくいかなかったのだろう。

 

そうでないとうまくいかなくて、そうあるべきと定める何か神のような存在(代々の糸守巫女の集合意識?)があるのなら、いい感じにティアマト彗星のことを忘れる。きっと滝が早々に気付いて独断で行動してしまうとうまくいかないのだろう。ただの入れ替わりではなく、糸(意図)を持っての入れ替えなのだろう。だからそこには作為があり必然性がある。そうでないといけなかったのだ。デウスエクスマキナが居るとしか言いようがない。

 

テッシーが爆破したのも、田舎に縛り付けられる自分に嫌気が差していて、多分発狂寸前だったのだろう。入れ替わりに気付いて密かに立証し、だから信じてみたとかそういう裏が有ってほしかったのだが、AnotherSideでテッシー視点を見ても、田舎に鬱屈している描写しかなかった。ムーに傾倒し、頼まれたら発電所を大爆破(もし隕石が落ちなかったら一生をフイにする大犯罪)してしまうほど、デウスエクスマキナに追い詰められていたのだ。

 

この作中において、登場人物のハッピーエンドは望まれていない。町長は明らかに不幸になっている。最愛の人(それも、機械仕掛けの神に誘導されたものなのだ)を失い慟哭し、娘二人とも疎遠になり、復讐心をこめてこの街の風習を破壊してやるという動機から町長になってみれば、それすらも神の脚本通りだったと思い知るのだから。

 

そういうサイコホラーとして見るなら、見れたものかもしれない。

そう、君の名は、デウスエクスマキナ

 

ただ、映画見てるときも思ったのだが、「この後僕達は二度と入れ替わることはなかった」と言ってから口噛み酒で入れ替わるんじゃないよ、嘘はよくない。そんなことが気になるから、俺はこの映画を楽しめないのだ。