エヴァ(旧)見直し

思うところがあって、エヴァ(旧TV、劇場版)を見直した。当時まさに直撃した14歳で見た時と、今当時の監督達と同じ30すぎになって見た時と、やはり感じるところは全然違う。

 

ただ、見直した時に一番不気味だったのは碇ユイだった。ラスボス感ある。ここが一番違う感覚だったように思う。

 

ざっくり通して見た感覚で分けると

 

◆計画の大元

ゼーレ=人類補完計画(皆がLCLで溶け合う世界)にしたい

 

◆計画の参加者

ゲンドウ=碇ユイに再会したいので、ゼーレを利用して人類補完計画を自分の制御下におきたい。

冬月=ゲンドウと同じ?

 

◆目的がある

ミサト=父の復讐として使徒を殺したい、父が死んだセカンドインパクトの真相を知りたい

カジ=真相を知りたい

 

◆他人に認められたい

シンジ=父に認められたい、他者に認められたい

アスカ=母に認められたい、他者に認められたい

リツコ=ゲンドウに認められたい

マヤ=リツコに認められたい

 

碇ユイだけが謎だ、何考えてんのかわからない。作中のセリフや情報をまとめると、

ゼーレの研究者で、天才で、エヴァ計画の大元にいるっぽい。50億年経っても生き続けられる依代たるエヴァに魂を取り込ませ、サルベージを自ら拒んだ。

 

シンジの目の前で死んだ(ように見えた)わけだし、その後シンジは父からも距離を置かれて暮らしていくわけだから母性は持ち合わせてない。シンジの母親としての職務は放棄している。

 

それでいて、俗物的な目的(神となって自らの手で世界を創生するといったような)を持たない、ように見える。最後も神となったエヴァに残ったまま、宇宙でぷかぷか浮かんでたわけだし。ただ生きることだけが崇高だという、生きていれば幸せを極限に追求したものが目的か、というくらいしか目的らしきものが見えない。

 

うーん、碇ユイ、怖い女だ。でも母親の怖さってこういう不気味さかもしれない。父殺しにあるように父とは超えるべき自分より強き者で、母とは女神的存在だ。だが、怖い母親というのは、息子にとって怖い母親とは、碇ユイのように理解を超えた存在だと思う。