シンゴジラは
アンノ対ホノオが届いて読んだので、シンゴジラの感想について自分なりに考えないといけないなとうんうんうなっていた。
まず、アンノ対ホノオの感想が核心をついていて、そこから先が難しい。「一切違和感も妥協もなく、本当にゴジラがきたらどうなるかを見せつけられたから」としか言いようがなくて、流石島本先生は最古の対アンノだなあと。
強いていうならば登場人物にも妥協が一切なく、皆懸命に自分で考えて行動してたのがよかった。足を引っ張ったり、不満を言ったり、既得権益や慣習を主張するやつが居なかったのもよかった。大人になれと諌めるやつはいたが、俺はこれでやりたいんですと言えば無理に止めに来るやつは居なかった。プロジェクトの理想がそこにはあった。
ゴジラほどの、神のごときやつがやってきたら、しのごの言ってる余裕などなく、あのような理想的な対応が出来るのかな、出来るといいな。
シンゴジラを見ていて、ああ気持ちよさそうだなぁと思った。しかも違和感も妥協もないからその気持ちよさに浸れる。歴史に名を残すとはああいうものかな。良いなぁ。羨ましいなあ。
ゴジラはとっとこハム太郎と抱き合わせにされるくらい終わったコンテンツだった。諦めていた。でも諦めずに理想といっていいゴジラ映画が作られた。もはや言葉もない。
俺はシンゴジラという作品にどう対応しよう。