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FGOとラファエル前派

FGOの新イベが、マップが魔界村で、新キャラの宝具はスパロボの超電磁スピンです。

FGO

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魔界村

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FGO


【FGO】エリザベート・バートリー〔ブレイブ〕宝具 EX 【Fate/Grand Order】Elizabeth Bathory (Brave) Noble Phantasm

スパロボ


スーパーロボット大戦 ありえない強さ コンバトラーV 超電磁スピンで、ゲイオス・グルードを一撃

 

パクリなのかパロディなのかオマージュなのかインスパイアなのはさておき、かなりスレっスレのところをついてて、これはオタクおっさんをグサグサめった刺しにするやろなあと思うわけです。

 

シンゴジラの話で、作品に対し感動するというのは、その感動すべてを作品そのものから受け取っているのではなく、受け取り手が持っている過去の記憶や感情を、その作品がハンマーとなってガンガン叩いて感動が生まれているんだという話をしましたが、それをよりダイレクトにガンガンするのが、「わかりやすくパクる(パロる)」というやり方なわけです。

 

昔、まだ漫画とかゲームという文化が無かった時代、物語を語るものは絵画でした。宗教の壮大なワンシーンとかを描きだした絵画こそが物語でした。みんなマリア様に受胎告知するところとか、キリストがゴルゴダ登ってるところとかを描きました。それが皆が持っている数少ない共通の感情だったからでしょう。教会が、エロい絵やダイナミックな絵を描くと激おこぷんぷん丸していたので、皆ありきたりの絵ばっかり描いてました。ラファエロがお手本でした。

ラファエロの絵

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そこに、ラファエル前派というのが現れ、彼らは宗教画を描いてるといいながら、全く新しい構図や、美女を描きました。宗教画だけでなく、流行りの文学まで絵にしました。シェイクスピアとか。絵画という文化は進化したのです。めでたしめでたし。

シェイクスピアハムレットを描いた「オフィーリア」

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この流れのようなものの気がします、今のFGOがやっていることは。

 

昔、アンパンマンスパロボをやらせるという同人ビデオ(ゲームではない、ただのビデオ)が流行り、バカ売れし、著作権者におこぷんされて潰れるという事件があったわけですが

#探偵ファイル/探偵魂

 

これ、記事でも具体的な金額出てるけど、本当に売れたんですよ。皆、アンパンマンが殴り合うようなパロディが見たかったんですかねえ?アンパンマンかつスパロボっぽくて面白いものなんて見たことないし、見たかったろうし。それはもう、エロい宗教画くらい見たかったろうし。

 

同人というのがそもそも、そういう「存在しなかった」「見たい」ものを(こっそり)提供する場だと考えると、一番需要があるものなのかもしれない。

 

このケースの場合、完全にアンパンマンとか著作権者が居るものをそのまま描いているのでアウトもいいとこだろうけど、FGOの場合はセーフなわけで。不思議なことに、Fateという、自己のIPを確立した上でなら、パクリではなくてオマージュとかインスパイアとみなされるのが常なので。過去のスパロボなんてのはFGO宝具ネタの宝庫となってるわけで。

 

いや、どうなんだろうな。今回のFGOイベントが著作権で訴えて勝つことが可能かどうかは、やってみないとわからん案件のような気もする。やって得があるわけでもないから、多分訴えられないだろうけど。

 

みんな、見たかったんだよ。「ビキニアーマーのワダアルコキャラが、超電磁スピン決めるところ」を。

 

危ない橋を渡ってパクリをするからFGOは面白いなあというお話でした。