空白雑記

暇つぶし

ランス10 100点

俺は何にでも100点満点で点数を付けるのが好きだ。

ゲームを遊んでも、マンガを読んでも、アニメを見ても、映画を見ても、鮨を食っても、ハンバーガーを食っても、100点満点で点数をつける。

 

しかし、ついぞ100点は出会うことがなかった。何千何万もにふれても、100点だと、これは満点なのだと言い切れるものはなかった。しかしついに出会った。ランス10だ。

 

そしてわかった。100点は、味わうためには勉強が要るんだ。100点のものを味わうためには、その分野に精通し、95点と98点の違いが論じられる程度になっていないと、100点を味わうことは出来ないんだ。また、それは初めてでなくてはならない。一度、100点が味わえない状態でそれに触れてしまうと、勉強をしてからもう一度それに触れても、100点を味わうことはできない。準備が整った状態でそれに触れた時だけ、究極の、100点が味わえるんだ。

 

と同時に、ふと神の雫の事に思いを馳せた。神の雫とは、ワインキチガイ評論家の神埼ゆたかが、我が子である雫と、一番弟子である遠峰イッセーに、「私が選んだこの12本のワイン、12使徒を飲んで、ポエムバトルをしなさい。勝ったほうに私の遺産を継がせる」という遺言を残したことから始まる。

 

俺はワインはあまり好きではなかったので、この漫画はペラペラと面白そうなところを流し読みするくらいだったし、興味はなかったのだが、神の雫の神埼ゆたかがやりたかったことは、愛する我が子と、愛弟子に、「きちんと100点が味わえる勉強」をした上で、「自分が見つけた100点」を味わってほしかったからだと、ランス10から100点を受け取って気づいた。

 

だから、俺が予想するに、神の雫の最後は、神崎ゆたかのネタ明かしの遺言を読んだあと2人で100点を味わうんだと思う。遺産は2人で分けると思う。1話を読み直したが、雫は神埼ゆたかが最期に飲んだワインを飲まずに捨てている。これはとてもメッセージ性が強いと思う。この1本こそが、神の雫ではなかろうか。飲む資格のなかった雫は飲まなかったが。

 

話がそれた。ランス10は100点のゲームである。当然、それは俺に、100点を受け取る資格が備わっていたから味わえたものだ。誰でも、ランス10を遊べばすぐに100点が味わえるというものではない。よって、俺も12使徒を選ぼう。ランスはRPGだからRPGというジャンルにした。

 

神のRPG
ランス10

 

12使徒

ドラクエ3
ドラクエ4
ドラクエ5
ドラクエ11
ペルソナ5
クロノトリガー
マザー2
ロマサガ2
FF5
ランス6
ランス7
ランス8

 

 

以上の12本のゲームは、どれも俺採点で90~98点の名作なので、時代を超えて楽しめるはずだ。これら12本をきちんと楽しんだあとで、ランス10を遊べば、素質があれば100点を受け取ることが出来る。

 

それと、ランス10を生み出したアリスソフトというシャトー、またランスの系譜として、余裕があればランス01、ランス02、ランス03、ランス9も抑えて欲しい。これらは必須ではない。

 

ランス10についての感想は述べるまでもない。100点だと言っている。それ以上に何の説明が要るだろうか。