空白雑記

暇つぶし

キャパシティ論

コミックDAYSという講談社がやってるアプリのサービスで、プレミアなんたら定額課金をすれば講談社の漫画雑誌がほぼ全部読めるというのがある。

 

俺が読んでるのが、マガジン(最近はほぼ高速流し読みだが)、モーニング(同じく)、イブニング(同じく)、アフタヌーン、月刊マガジン(進撃の巨人と100万とUQだけ)くらいかな。

 

他にシリウスだとか、Goodアフタヌーンだとか、少女漫画だとか色々あるがそれらは読んでない。

 

俺は人間には色んなキャパシティがあると思う。最初に気づいたのは、ゲームアプリの上限だ。いわゆるソシャゲは、同時に2つか、無理したら3つが限度で、それ以上やると精神的にゲームが遊べなくなった。次に気づいたのが、高級寿司は週に2回が限度というものだった。それ以上行くと、寿司が味気なくなる。これはいろいろ試したがどうしようもない限界だった。

 

そして俺はどうやら、雑誌についていうなら、週刊誌が「ジャンプヤンマガサンデーマガジンモーニングヤンジャン」で6冊、それ以外が「アフタヌーンとイブニング」くらいが限界だったらしい。そこから少し増やした(月マガ)だけで、高速流し読みをしないとしんどくなった。

 

コミックDaysの配信は実質タダなんだから、そして俺は暇なんだから、もっと読んでもいいのに、脳が拒否する。無理に読もうとすると目眩や吐き気がしそうだから、雑誌はこれ以上読めないんだと痛感する。

 

不思議なことに単行本なら読める。俺はアホみたいに漫画の単行本を買って読んでいるが、(多分俺より漫画を読んでいる奴は日本中探しても10人くらいしか居まい。)単行本だと問題ない。

 

単行本ならまとめて読めるし、俺は前の巻をいちいち覚えずに読んでいる。思い出したいとき、例えばハンターハンターの新刊が出たときなんかは読む前に前の巻を復習する。そうしなくても、ある程度の量がまとまっていれば、その単行本だけで楽しめる。あるいは負担にならないよういちいち単行本ごとに覚えないように最適化されたのかもしれない。

 

しかし雑誌はそういうわけにはいかない。その1話を楽しむには前の話を覚えてないといけない。だから雑誌で読むというのは疲れる。なので上限があるのだろう。

 

正直、月マガが入っただけでかなり破綻しかけてるので、なにか切らないといけないなと思っている。この中で切るならマガジンかな、心底つまらないし。そうすると安定するだろうか。

 

多分、この「自分の限界」を無視して限界以上にアクセルを踏んでしまうと、それはそれで何かが壊れてしまい、二度とその分野で高度な知的活動はできなくなる。一度もやったことないが、そうなるという確信だけがある。

 

金と時間に余裕ができ、くだらないことに悩むことが減ると、逆にこういう「キャパシティオーバーで死ぬ」という地獄がぽっかりと口を開けて待ち構えているのだから、人生というのは本当にハードでタフだ。

 

多分ノトーリアスBIGの人も死ぬ前に自分のスタンド能力について確信があったんじゃないかな。