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「ランスシリーズ」という神話

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読め

 

 

 

ランス1~ランス10、そして外伝である鬼畜王ランスという、「ランスシリーズ」という連曲は、人類史上最も偉大なゲームであり、最高傑作であり、恐らく今後もこれを超える物は無いのではないかと思わせる。(俺が生きてる間に超えるものに出会えたらもちろん嬉しい)

 

ワインブームを起こした神の雫という漫画がある。ざっくりとストーリーをまとめると、ワイン評論家として最強だった父親が死に、その息子と筆頭弟子とに残された遺書には、「二人で最高のワイン12使徒を飲み比べてポエムバトルをしろ。俺は究極のワインを見つけた。それを含む俺の遺産は、ポエムバトルで勝ったほうにやる」と書かれていた・・・という漫画だ。

神の雫(1) (モーニングコミックス)

神の雫(1) (モーニングコミックス)

 

これはまだ完結してないが、俺はこの父親の意図は、「究極のワインとは、その真価を知るためには、適切な勉強を真剣にやり、器が完成してから飲まないと、けして理解できないものである」という前提があり、愛する息子と弟子の二人に真剣に勉強してもらうために、ポエムバトルをしろと言ったのだと思う。

 

最終回は、ポエムバトル12使徒は引き分けて、多分最終戦は究極のワインでポエムバトルをすることになり、そのポエムを読み終えて、甲乙つけがたいとか、同じ感想になったとかでやっぱり引き分ける。究極のワインはやっぱりロマネ・コンティのどれかの年だと思う。そこで、父親の真の遺書が公開され、そこには父親の意図と、遺産を二人で分かち合うようにと書かれている。そして、二人はそれぞれの究極のワインを見つけるため、長い長いワイン坂を登り合おうと誓い合う。

 

多分こうなる。

 

昔日記に書いたが、「その分野において最高級の逸品」の真価を知るためには、「その分野を真剣に勉強し、然るべき階段を上ってから」でないといけない。それを無視していきなり最高の逸品に手を出すと、永遠にその真価は味わえないという、究極の罰を受けることになる。

 

中身についてあれこれ語るのは無粋なのだが、味わい方について書く。

 

ランスシリーズという神話を知るならば、

6>7>8>10が最短ルートである。

10に手を出す前に、本当の究極が味わいたいと思ったならば

6>7>8>{9>01>02>03>4>5D>鬼畜王}>10が完全ルートである。

 

これは、ガンダムをどの順番で見るか?よりも重い。ガンダムは、まず気に入ったものを見ればいいと思う。そして、ガンダムが好きになったなら初代のTV版と劇場版を見ればいい。つまり

 

好きなガンダム>初代TV版機動戦士ガンダム>劇場版ガンダム>まだ見てない興味を持ったガンダム

 

これで良い。ガンダムを見る順番には自由がある。

 

しかしランスシリーズは、シリーズなのだ。順番があって歴史がある。また、10を一度味わってしまうと、もう手前はほんとうの意味で味わう事ができない。よって、10に手を出す前に、前菜(1~9と鬼畜王)を全部味わうのかどうか、真剣に考えると良い。