ナスビ=ホイコーロは当然死ぬよねって話
「ナスビは当然死ぬし、王子の誰か一人になるまで終わらない。」
これはもう論じるまでも無いことだと思うし、当然の前提だと思うんだけども、そう思う過程について。というか結論としてこれがあってどう説明するかって話ではあるんですが。
まず、基本的に力のある王というのは、父殺しを成した王です。これはどの神話もそう。当然ホイコーロ一族も、先代のナスビを殺すのはマストでしょう。別に、ナスビを殺した奴が次の王になるというわけでもなく、父を殺した奴を更に殺した奴が、最後に生き残った一匹が蠱毒の主となる。
これを裏付けるように、ナスビも念獣に守られている(壺中卵の儀のルールに縛られている)ことが描かれています。
壺中卵の儀は、お互いに直接殺し合うことを禁止し、王の器としての最強を決める戦いで、途中で脱退しようとすると壺の念に殺されることも示されている。そのルールの内にナスビが含まれている(直接は殺せない)時点で、ナスビも同様に逃げようとすれば死ぬし、最後の一人になるまで殺し合うルールに含まれてるだろうなと。
あの壺は、先代も含めて、
「必ず最後の一人になるまで殺し合う、途中で脱退した場合は命を支払う」
という誓約と制約を科して、念獣を召喚するツボだということになります。
根拠は?って言われたら「カンだよ。お前カンでこれがわからないの?」にしかならんけど。
カン、直感こそが人間の最も優れた知性の発露だと思ってるし、的確にカンが出せるようになるには人並み外れた修練が必要だし、カンのことを天才と人々は呼んでると俺は思う。カンですが。