空白雑記

暇つぶし

本当に知能のある人間は何割いるのか

俺は昔は「控えめに言って2割と見よう」って言ってたんですが、最近は「5%」と言ってます。

 

最近流行りの一つに「文章を本当に読める人間の割合」ってあるじゃないですか。

 

times.abema.tv

 

「Alexは男性にも女性にも使われる名前で女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある」

問:この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい

「Alexandraの愛称は(  )である」

(1)Alex (2)Alexander (3)男性 (4)女性

※出典:開隆堂出版(株)中学校英語科教科書「Sunshine3」

 

 正解は「(1)Alex」で、中学生の正答率は38%、高校生の正答率は65%。

 

これ、「へーちゃんと文章読めるのは中学で38%で高校生だと65%なんだ」って思いますか?

 

日常会話ですらもっと複雑で文脈があるのに、こんな短文でこれである。

テストと銘打って身構えさせて、集中力を出させてこれである。

高校生で正答率が上がってるのは、答えられない奴は中学で中退したかもしれない。

正解が①なのは危うい。偶然正解したやつもいる。このレベル10問で全問正解率は。

 

と考えると5%かな。きちんと使えるレベルは。

 

軍人は4つのタイプに分類される。

有能な怠け者は司令官にせよ。

有能な働き者は参謀に向いている。

無能な怠け者も連絡将校か下級兵士くらいは務まる。

無能な働き者は銃殺するしかない。

 

「無能な働き者」っていう、ゼークトの言葉なのかそうじゃないのか曖昧な感じになってるこの言い回しがあるんですが、今ググって出てくる最新の論説によると、言い伝わってる原文だと

dic.nicovideo.jp

私は(将校を)4種類に分類する。賢明な者、勤勉な者、愚鈍な者、怠惰な者である。ほとんどの将校はこのうちの2つの属性を併せ持つ。

一部の者は賢明かつ勤勉であり、参謀本部におくべきである。

次に愚鈍かつ怠惰な者――彼らはすべての軍人の90%を成すが――ルーチンワークに適している。

賢明であり同時に怠惰な者は最高管理責任者に適任だ。重要な決断に必要な、明晰な頭脳と図太さを持つ。

気を付けるべきは、愚鈍であると同時に勤勉でもある者だ。責任ある立場に就かせるべきではない。常に損害を引き起こすことしか行わないからである。

 らしいんだけど、ここだと無能な怠け者が90%だとされてて、あーそうだよねと。無能な働き者は無能な怠け者よりは相当レアなので、多分5%くらいだし、残りの有能な働き者と有能な怠け者は足したら5%というのは凄く納得がいく。

 

その人たちが、どういう人達で、95%いるんだという実感を持てたのは最近のことだし、まだまだ俺もその人達のことを理解しきれてないんだと思う。

 

軍人、いや、戦争という極限状況における有能無能ってのは大事なことで、学歴なんて有能無能の物差しそのものにはなりませんよ。今は学歴のおかげで、日本だとまるで知能のある人間が3~5割居る風な雰囲気になってるの良くないですね。昔みたいに、生まれつき素質がないと学が得られず、ちょっと学があるだけで先生とちやほやされるくらいの方が良いのかな。