空白雑記

暇つぶし

小林信行さんと岩崎啓眞さんは経営者になりたかったらしい

日本語がきちんと読めるかという実例、というタイトルと悩んでこっちにしました。

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まずこれを読んでほしい。前半は読み飛ばして■信賞必罰こそ徳の極みであるってところからでもいい。

 

・信賞必罰は良いことだが、難しい。褒めるとそいつが妬まれる、叱るとそいつに恨まれる

・何を褒める、何を叱る、は組織の方向性を見据えて決めることだ(これ大事)

・人前で組織の方向性にあってない事で叱ると、全員に、組織の方向性を伝えることができる。

・ただ、叱ったやつに恨まれないよう、叱るやつは優秀で成果を出しているやつにするし、事前に褒めてケアもしてからスケープゴートになってもらう。

 

こういうことです。読めましたか?

 

人前で叱ることが是か非か。経営というものはこんな一元論で語れるものではないし、叱る事一つについても色んな考え方があるものです。

 

俺は実際にこの人の下で働いてみないとはっきりとは言えないけど、この人は別に悪い経営者じゃなくて、ましな人だと思いました。

 

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小林信行さんと岩崎啓眞さんは経営者じゃないけど、「右肩上がりの良い時代にだったら俺も経営者になれてたはず」って思ってるらしくて、「要するに右肩上がりの良い時代にたまたま経営者になれた人のドヤ顔話」って言ってこれをあげつらうの最高にCOOLだなと俺は思いました。

 

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あと、元記事の人は元記事を読む限りでは「会議の場で叱って全体に方向性を示そう」と決めて、3日前から根回しをしてから叱ってるわけですから、少なくとも「現場でいきなり雷を落として周りの集中を削ぐ」みたいな話は出てきてないわけです。

 

組織の方向性を示すため叱ろうと思ってから最低3日の準備をもうけるんだから、むしろそういう大事な場面でしか叱らない人なんじゃないかなと思う。信賞必罰をちゃんとやるのはマジ大変って話をしてるわけだし。

 

でも、そういう細やかなことまで読めない人はこのように、タイトルだけをよんで、「人前で叱る事がいいなんていうやつはけしからん!経験からいうとそれは良くない!」と言い出すわけで。

 

だから、タイトルだけ先鋭化させたりするいわゆるまとめブログが隆盛するわけです。

 

まとめブログが悪いかどうかのまえに、まずちゃんとタイトルだけじゃなくて全体を把握する知性をみんなが身につけたら、まとめブログは隆盛しないでしょうよ。

 

ならば今すぐ愚民ども全てに叡智を授けてみせろ!!

無理だよ!

kuuhaku2.hatenablog.com