エヴァ新劇場版を見直したんで改めて考察
なんとなくわかった気がする
3部作なので1つ目から読んでね
これ1つ目
そもそも黒い月と白い月とは
たしか、第一文明人(人類よりも遥かに進化し神となった生命体)が、生命の種を宇宙にばらまいたのが月。「生命の実を持つ生命を生み出すアダム」と「知恵の実を持つ生命を生み出すリリス」の両方が事故かなんかで地球にはきてしまって、リリスから生まれた使徒であるリリン(人)が、知恵の実から生み出した科学技術でエヴァを作ってアダムの使徒に対抗する物語。のはず。
じゃあインパクトってなんなん
「セカンドインパクト」とか「サードインパクト」とかあるけど、「アダムインパクト」と「リリスインパクト」の二種類があるように思う。そして、そもそもインパクトは「アダムとリリスという、第一文明人がばらまいた、新種生命体育成機構のフィナーレ」であるということ。つまり、その勝ち抜いた「種」を決めて、次のレベルに進化(神化)させる最終段階であると思われる。
「アダムインパクト」は旧版や新版における「セカンドインパクト」。アダム、またはアダムスが起こしたもの。周りの生命を滅ぼす効果があるように思う。これは、アダムから誕生した「生命の実を持った生命体」のなかから、最強の生命体が決したとき、それ以外の生命体を滅ぼす効果があるのだろう。
生命の実をもった生命体は、多分殺し切ることはできないんだろう。撃破されてなお生命はあるのだと思う。第三の使徒(破の最初でビチビチ暴れてたやつ)とかそうだし。コアはあくまで「アダムの使徒同士で勝敗を決めるための、ガンダムファイトにおける頭部みたいなもん」で、やられても時間が経てば自然再生しそう。だから「アダムにたどり着いた最強の種が決まったらアダムインパクトで失敗作を処分してガフの扉を開く」というのがアダムインパクト。
リリスインパクトは?
旧劇場版のラストのサードインパクトとか、新劇場版のニアサードインパクト(シンジくんがトリガーになってネルフが破とQの間に起こしたであろう、インフィニティを生んだやつ)
リリスは、知恵の実の生命体を生み出す月なので、「リリスと接触するほどの知恵を持った種の王(リリンの王)が望む形に全生命を操作させて好きに創作させてガフの扉を開く」、旧劇場版ではLCLに戻して1つに混ぜる。新劇場版(の語られなかった部分、破とQの間)では「人類をインフィニティに作り変える」という操作が行われたのではないか。
破のシンジ覚醒は?
あれは「アダムインパクト」かな。
シンジ覚醒のときにシンジは目が赤くなる。旧版ではならない。作中で目が赤いのはカオルくん(アダム)と綾波レイ(リリス)だけなので、シンジくんはアダム(体)を旧劇場版で取り込んでるんだと思う。
旧劇と新劇の違いは「リリスの体(セントラルドグマのアレ)にロンギヌスの槍が刺さってるか抜かれてるか」。破でシンジが覚醒したとき、ロンギヌスの槍(制御キー)を無理やり刺された状態のリリス(体)は動けなかったというのが写ってた。だから旧劇場版と違ってリリスがインパクトを起こせず、旧生命を絶滅させる「アダムインパクト」が発動しようとしていた。
つまり「カシウスの槍」こそはアダムの制御キーで、「ロンギヌスの槍」はリリスの制御キーかな。
じゃあどうやってニアサードインパクト起こしたん
あのあとシンジくんと初号機は宇宙に打ち出して遠ざけて(旧版でロンギヌスを宇宙に投擲したのと一緒やね)、そのあとリリス(体)に刺さったロンギヌスの槍を抜いた。シンジの覚醒をトリガーにリリスの体は覚醒状態にあったので、それを止めてた槍を抜けば、リリンの王であるゲンドウの望み通りに全生命を作り変えるリリスインパクトを起こせる。それで全人類の殆どはインフィニティに変えられそうになった。Qで月に変な模様がついてたけど、あれはリリスインパクトの途中でとまったせいかな。最後までリリスインパクトが起こると黒き月は弾けて消滅してたから。
ただそれはリリスの首を切断して止めたようだ。リリスは生命の実がないので殺されると止まるみたい。
ここで改めて、どうして誰もシンジくんに説明しないのか考えよう
シンジくんが人間じゃなくなっててアダムになってると知ってるから。それをシンジに悟られて、シンジが発狂してしまうとシンジだけでアダムインパクトが起こるかもしれない。シンジは「アダムの体にリリスの知恵」という禁断の状態だから、歩く反物質爆弾みたいなもん。下手に説明できませんわそりゃ。
「シンジ」は神を司る「神司」
「アスカ」は明日(未来)を香らせる「明日香」
「レイ」は人ではなく無なので「零」
ん?
零に逃げた神司が、明日香に改めて向き直って、母離れ(リリス離れ)する話がシン・エヴァンゲリオンだと俺は思う。結末はいくつか思いついたが確証は得られないと言うかヒントがない。
うむ、だいたい説明ついた。
で、結局世界?地球は2つあるの?
まず俺は、「アダムやリリスという、生命の種」には、次元を分かつ(別次元を生み出す)ほどのエネルギーがあるとは思えないし、そんな機能があるとも思えない。さすがにね、突拍子もなさすぎる。
あくまで生命体の種を巻いて進化を促すような、自動種まき育成キットみたいなもんだと思う。アダムは生命の強さを、リリスは知恵の強さを。そして、無事アダムやリリスに至る種が生まれたら、ガフの扉を開いて第一文明人が回収するとか。それのほうがしっくりくる。
だからどうしても「地球が2つある」よりも「やり直した同じ地球」のほうがしっくりくるんだよね。「静かの海」はDVD版1.00の描写らしいんだけど、1.11(BD)では静かの海という表記はない。Mark6を建造していたタブハベースが月の見えている表側ではなく裏側にあるのであればすべて辻褄があうように思う。「カオルくんがいたところ(静かの海?)に血の汚れがある」だけが世界二重説の根拠だから弱いんだよね。1.11見ただけじゃそうはならんし。
ひょっとして月3つない?
1つ目はファーストインパクトで生まれた月(アダムの月)
2つ目はセカンドインパクト(新劇場版だと月が浮かんでる描写がある)で生まれた
3つ目はニアサードインパクトで生まれたQで模様ついてたやつ
月は「アダムやリリスの眠る殻」であり、「アダムインパクト」や「リリスインパクト」のときに浮かび上がって儀式を行う。しかし、インパクトが途中で止まると、宇宙空間に残って衛星となる。
つまりね、月っていうのは字のまんま、白き月とか黒き月がインパクト失敗して浮かび上がったときに出来たもので、破の時には月が2個(セカンドインパクトで増えた)あったんじゃないかなと。
月が1個だとは言われてないからね。なぜ「白き月」や「黒き月」というネーミングなのか?と考えれば「まさに月だから」とならないか。
これでどうだ。世界は一つで、旧劇場版でアスカを前にして発狂したシンジは、地球をリセットして自分に都合よくやりなおした。ならきれいじゃん。
余談
ついでに言うと、カオルくんの棺左側4つは「新劇場版のセカンドインパクトを起こした4体のアダムス」だと思う。
俺は、第一文明人に「世界をループさせる」技術はないと考える。あったら種なんかまかんでも自分らループさせたらええやんけ。だからエヴァはループしてない説。
はい俺の答え出し完了。あとはシン・エヴァンゲリオンを楽しみに待ちましょう