空白雑記

暇つぶし

電子書籍とカラー版と検索ワードについて

GANTZのOSAKA編カラー版が出た。GANTZのカラー版はずっと止まっていたので購入を見送っていたが、再開したのならと読みたかったし全巻購入した。そして読んでいて気付いたのだが、途中が抜けている。オニ星人のあとの吸血鬼星人編がすっぽり抜けてOSAKA編がいきなりリリースされている。多分3D映画のGANTZ:Oにあわせてなのだろうが…ふざけているのか!

GANTZ カラー版 OSAKA編 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

GANTZ カラー版 OSAKA編 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

 うん、間飛んでて切れそうだけどやっぱカラーはいいな。

 

電子書籍になって漫画にフルカラー版というのが生まれた。紙でフルカラー版が発売されている漫画は、知る限りドラゴンボールだけだが、電子書籍では多くの漫画がフルカラーになっている。印刷しなくても良いなら、カラーが出せるってことなんだろう。

 

あの迷作漫画のカラー版が読めるなんて!と胸を踊らせたものだが、三大出版社は手ぬるい。集英社はマシだが、完全にやる気のない小学館と講談社は本気でふざけんなと言いたい。

 

前述の通り、漫画のカラー版は電子書籍にほぼ限られる。電子書籍の販売といえば、とにかくKindleだ。日本のその他電子書籍はこの際無視する。Amazonが強い。Amazonと唯一勝負ができるかもしれないのは、DMM.COMだ。何故かと言うと、DMM.COMだけ規制がゆるいのだ。DMM.COMでしか買えないエロ電子書籍があるし、同じ商品でもAmazonとDMM.COMではDMM.COMのほうが修正がゆるい、らしいのだ。

eno000.hatenablog.com

DMMでまだ買ったことないから知らんがそろそろ調べて買おうかな、今検索したらAmazon村八分を食らったので有名な無邪気の楽園というエロ漫画もDMMだとカラー版売ってるや。

book.dmm.com

 

話がそれたので戻そう。小学館と講談社は、電子書籍の対応についてほぼゼロといっていい。しかも小学館は内容がゴミだ。

 

Kindleのような電子書籍販売ページの、リアル書店との違い…色々と挙げられるだろうが、一番大きいのは「検索しないと当該商品をほぼ見つけられない」ことだと思う。リアル本屋といえば平積みであり、電子書籍にはそれがない。一応TOPページやランキングページに行けばすごく使いづらいそのようなページはあるが、リアル本屋からは程遠い。

 

ここで、三大出版社のカラー版の検索ワードはどうなっているか

集英社=カラー版

小学館=デジタルカラー版、フルカラー、オールカラー版

講談社=フルカラー版

 

である。検索ワードとは、武器であり戦場でもある。しかも、検索結果という戦争は、ページを分割した単品売りや、怒涛のエロ漫画リリースラッシュ等で互いに侵食しあう、血で血を洗う戦場だ。そこで、どの検索ワードにするかは、市場を調査し、入念に考えるべきである。結論からいうと、一番検索しやすいカラー版に寄せるしかないと思う。

 

「カラー版」の検索結果は、多少のエロ漫画はあるが集英社がガッツリ抑えており、また、新刊のカラー版が登録されると上位にそれらがきちんと来るため、「カラー版」で検索することは、新作カラー集英社漫画を見つけることができて、とても使い勝手が良い。集英社は多くの作品を現在進行系でカラー化しており、本当に素晴らしく思う。GANTZで間を抜かしてリリースしたことは許さないが。

 

小学館は、知る限りドラえもんとノゾキアナの2種類しかカラー版を出していない。ドラえもんはデジタルカラー版であり、ノゾキアナはフルカラーという表記で、ぼくんちはオールカラー版だ。表記ゆれが致命傷だと何故わからない。しかも「フルカラー」はエロ漫画に完全に侵食された検索ワードであるため、フルカラーで検索してもノゾキアナは出てこない。最悪だ。さらに、ドラえもんは、モノクロ版は従来のてんとう虫コミックスそのままであるのに、デジタルカラー版は「順番を勝手に入れ替え」「しかも1巻あたりの収録数を大幅に減らし」た編集版なのだ。クソとしか言いようがない。1巻だけ買って、アカウントから消した。小学館のカラー担当者はクソ!

 

講談社は、知る限り寄生獣しかリリースしてない。表記はフルカラー版。「フルカラー版」でAmazonで検索すると、殆どがエロ漫画に侵食されていて、1年前は寄生獣は上位に無かったのだが、何らかの対策をしたのか、寄生獣が上位に来るようになっていた。(単純に売れてAmazon内のランクがあがったのかもしれんが)

 

三大出版社ではないが、他出版社でいうと

秋田書店はカラー版を知る限り出していない。

白泉社はきちんと「カラー版」で何種類か出している。

エロ漫画は「フルカラー」をメインにしている。

 

エロ漫画がフルカラーを主戦場に選んだ以上、集英社が切り開いたカラー版に乗る他ないと思うのだが、小学館も講談社もカラー版には興味ないようだ。