空白雑記

暇つぶし

戦国炎舞とソシャゲの自社課金について

戦国炎舞KIZNAで、TOPを爆走し続けたプレイヤーが引退宣言してどうのこうのっていうのをツイッターで見かけた。KIZNAは知らないタイトルではないが、そんなTOPプレイヤーがいたんだなー。

 

流れてくるツイートを見てると最初は1億だったのが最終的には10億まで増えてたので、検索してみたが

 

戦国炎舞-KIZUNA-まとめ速報 【億課金】戦国炎舞のTOPプレイヤー達が本当にガチな件 数億課金はある意味ギネスじゃねーの?

 

この記事が本人の投稿がついててある程度信憑性があるようで、3億前後くらいの課金者らしい。戦力ランキングで、1位のichiが42万、2位が33万みたいな画像と、「戦国炎舞は超レアな最上位レアカードを2桁枚数重ねてやっと最強になって、それをデッキに敷き詰めることで真の最強になれるから、億を課金する意味がある稀有なゲームだ」という解説を見た。なるほど。この、何かポイントと交換する仕組みでも、全部交換できるポイントを得るために3億程度必要らしいので、そういう設計なんだろう。

 

たしかに、億を課金する意味があるゲームってのは珍しい。モンストでも何百万かぶっこめば最強キャラの運極が揃うだろうし、パズドラも同様だ。グラブルやFGOやデレステだと、限定最強キャラは期間限定なので難しいところがあるが、それを除けば数百万で最強になれる。ほとんどのゲームは多分意味のある課金上限が1000万未満だ。

 

ほえー、ソシャゲに3億かすっげいなあ。

 

で、ここからは、KIZNAがそうであるとか言うわけではないが、業界人なら一度は考えたり冗談で話したことがある自社買いについて。

 

CDヒットチャートたるオリコンにおいても、時々自社買いの疑惑なんてのは話題にあがるが、ソシャゲはCDに比べても自社買いに向いているように思う。

 

まず、在庫が発生せず、購入に上限がない。CDなら、買うための発注や置き場からして大変だ。

 

そして、だからこそごくごく限られた人員だけで知られずに事を完遂できる。CDの場合、指示者(経営者)、流通(発注先)、経理(経費精算)と関わる人間が多い。さらに、小さいCDショップで5万枚の発注とかされてると明らかに不正とバレバレなので、散らさなければならない。散らせば関わる人間がまた増える。

 

ソシャゲの場合は、非上場なら経理部長と経営者の2人が最小単位?しかも、ほぼ調べようがない。自社買いが仮に行われているとして、それを調べられるのは、経費の詳細が調べられる人間くらいだ。立証も難しい。ITuneカードが大量に経費で精算されていたからといって、それが何に課金されたかはアカウントまで調べないとわからない。そこまで調べる権限を持ってるとなると、もう検察特捜部とかくらいしか思い当たらないし、それが動くためには確かな情報がまず必要そうだ。そんな情報出てこない、経理部長がゲロったりしない限り。

 

事前登録とか、予約トップ10だとか、お小遣い制登録アプリとかが、アップルがおこぷんして一掃され、「事前登録」という名前だけ残った「ツイッターとかでフォローしただけの人間」になってるくらい、バブルめいたものであり、広告のリワードが1インストール何百円になっている。セルラン何位に何日で到達、という文字が決算資料や経済ニュースで乱舞する。カスみたいなゲームに自社買いをしても意味がないが、上位に一旦定着したごく一握りのゲームについて言えば、自社買いって意味ありそう。

 

流行っているものはもっと流行るし、廃れているものはもっと廃れるものだからねえ。

 

答えは多分闇の中。文春がすっぱ抜かない限り。

マガジンと官能小説と有害図書

今週の週刊少年マガジンおまけが「官能小説」で笑ったんだが、フェラするわ生でやって中出しするわで性教育的に大変よろしくなかった。この官能小説を載せてた「ドメスティックな彼女」は一話でいきなり行きずりでセックスする話だったから全くぶれてないが。

 

さておいて、あれ?こういうのってアリなんだっけ?ヤンジャンとかはセックス描写普通だけど、さてその辺てどういう風に決まってるんだっけと調べたら、”青少年保護育成条例の類で有害図書に指定された時に”18禁区分が必要になるかどうか。つまりはチキンレース。

 

所詮地方の条例だから全国的には問題とならないようだが、今の時代にはAmazonの規約に「東京都で有害図書指定されたものは販売しない」とあるので、東京都で有害図書指定されることは販売に相当な影響を与えそうだ。無邪気の楽園か。

 

ゲームで最近ToLoveってたものとしてはスクールガールゾンビハンターがある。

www.famitsu.com

 

娯楽ってのは他の人がやってないことをやってみようって試みでもあるんで、ゲームもこういうチキンレースがある。ToLoveるダークネスもそうだ。

 

大々的に売られているジャンプやマガジンで、ToLoveったりドメったりした場合は売上に良い影響を与えるし引きになる。Amazon村八分を食らったほどの無邪気の楽園(元エロ漫画家が描いてるエロ漫画寸前)は白泉社のヒット商品だ。

 

エロそのものに特化したエロ漫画もエロゲーも滅びかけているほどに市場は小さい。エロゲーが滅びかけている原因は、割れに求めることもできるし、ADV紙芝居から進歩できなかった事かもしれないし、エロがあるからメジャーになりきれないせいかも。

 

100万本売ったらミラクルヒットで、トロフィーによるとそのゲームをクリアしてその楽しみを十二分に受け取った人はうち30万人くらい、毎回70万くらいは楽しみきれてないような、ペルソナ5のような物凄く奥深いものを生み出したコンシューマゲームというものと、単純な気持ちよさがそこにあり、1000万人がダウンロードして、500万人が遊び続け課金しているソーシャルゲームみたいに。

 

 

出汁と低温調理

ヨーグルティアスレで、「昆布は60度で1時間浸すと一番いい出汁が取れる」というので、だし昆布買ってきて実際やってみた。なるほど昆布昆布しい。これなら海原雄山も納得。

 

昆布系の旨味だけだと物足りないというのはラーメン発見伝で学んだので、ここに動物系の出汁を入れようと、鴨肉を投入。せっかくなので、ジップロック低温調理で使う62度で4時間ほど放置。

 

なんかふわふわしたアクのなりかけみたいなのがふわふわ浮いてるが、それを無視して出汁を飲んでみたが何か違う。薄い。鴨の旨味がない。俺の知ってる鴨出汁じゃない。

 

肉をつまんで食べてみたら、しっとりと柔らかくて美味しい。ふむ。

 

これはこういうことかなと、その出汁を火にかけてグラグラ沸騰させながらしばらく煮込み、アクをとってから味見したら、俺の知ってる鴨出汁になった。肉をつまんでみたが、パサパサでよくある鴨南蛮の鴨肉だ。

 

つまり、肉(動物系蛋白質)の出汁というのは、タンパク質変性温度を超えた加熱によってタンパク質を破壊し、内包された成分を溶け出させる事である。というのを実感した。

 

 

鳥のささ身

この2年くらい殆どを外食で済ませていたのだが、最近、低温調理にはまったのもあってよくスーパーに行くようになった。

 

俺は鳥のささ身が好きで、好きと言っても焼いたり煮たりしたのはあんまり好きじゃなくて、さっと湯がいてタタキ風にした鶏わさが好きだ。

 

低温調理がタンパク質の変性温度を科学したものであるならば、食中毒とその予防も菌の由来と殺菌温度の科学であり、鶏の生食で特に危ないカンピロバクターやサルモネラは、鶏の筋肉には存在しないが内蔵等から付着する場合があり、そこから感染する。

 

よって、その日に処理された鶏ささみを、念のため表面を沸騰したお湯で10秒程度湯がき、冷水にさらすと鶏わさがもりもり作れる。自宅で作れば安いし、いい肉ならうまい。

 

なので、とりのささみはだいたいのスーパーで見る。でも最近はミッドタウンの高いスーパーでしか買わなくなった。

 

 

◆業務用スーパー(ハナマサ)

ブラジル産のささみを1kgくらい詰めたパックとか売ってる。ハナマサは店内で惣菜や弁当の類を作らないので、値引きシールが早めに貼られる印象がある。値引きシールを貼っても売れなかったものは、廃棄もしくは引取業者に引き取られるのだろう。例えばセカンドハーベストというホームレスへの炊き出し用を行ってるところとかは無料で引き取ってくれるらしい。ここのササミは流石に怖くて、生で食ったことがない。安い。

 

◆チェーンスーパー(マルエツ等)

近所に2軒あるが、ササミの賞味期限を超えたものは、おそらく店内で調理されささみフライとして販売されている。どちらもササミは賞味期限ぎりぎりまで置かれている。なので、3日に1日くらいしか新鮮なササミは買えない。ノーブランドの国産鶏と、契約しているブランド鶏の二種類がある。ブランド鶏の新鮮なやつならまぁまぁうまい。値段もそこそこ。

 

◆高級スーパー(ミッドタウン)

Precce Premium|フード&カフェ|ショップ&レストラン|東京ミッドタウン

 

ハイクオリティー&ハイサービスがテーマの高級スーパーマーケット。と公式サイトにも書いてあるので高級。鶏肉に関して言えば基本的にブランドつきのしか売ってない。果物等も、全く同じブランド(例えばシャインマスカットとか)であっても、チェーン店とは格が違う味のものを売ってるので、ハイクオリティーなのは納得してたが、ハイサービスってなんぞや?別にスーパーで店員に違いなんか無いし、レジ袋へ積めてくれるわけでもないしなあと思っていたが、ササミで気づいた。この店はササミを、その日に処理したものしか売ってない。

 

そこに気付いて他を見ても、基本的に賞味期限ギリギリまで、色が悪くなるまで刺し身を売ったりしてない。早めに値引きされるが、しかし値引きは20%までが多い。半値まで引くことはない。そして、ササミのような鮮度が命のものは、多分即座にササミフライにして売ってるんじゃないか。一応もも肉とかはたまに20%引きを見かけるが、ササミに関して値引きされてるのは見たことがない。鶏肉は鮮度が命、特にササミのようなシンプルなものはそうなので、ここの惣菜は値段に応じた味を生み出してるんじゃないか。

 

こんなのは現場の人間の勘所ではなく、品別に細かく設定されてるはずで、ササミに関してきちんと当日のものしか売らないような設定をしていることは、とても信頼できると思う。

 

なので最近この高級スーパーに通ってる。普通のスーパーで買うより2~5割高いし、牛乳とか買うなら割高なだけなんだろうが、全体的な信頼感から、何も考えず買い物できるのはでかい。この肉賞味期限近くてやばくないかな?とか、奥に賞味期限がもっと先のが隠されてないかな?とかそういう考え事をする必要が一切無いのが良い。

 

あと、ミッドタウンぶらぶらすると面白い。サンダルスェットとかでぶらぶらしてる変なのがいたら俺だ。

神の雫とネスカフェ香味焙煎と浅野いにおとふんわり鏡月

漫画雑誌というものは、目当ての漫画以外は飛ばし読みされるのが常で、広告はあまり意味をなしてないような体感がある。

 

で、ずっとまえから、モーニングでは時々ステマの漫画、ステマンガが掲載されることがある。モーニングはサラリーマン向けで、そこには理論的な広告が刺さるとかそういうデータでも出てるのだろうか?いっそマガジンのほうが頭の悪そうなヤンキー向けのステマンガするべきだと思うんだが。

 

前見たのは、たしか島耕作が朝ワンダを飲んで、朝に珈琲飲むと仕事効率がXX%あがる(当社調べ)みたいなやつで、あーはいはいって朝ワンダは一回買ってみた。あと島耕作が綾鷹の美味しさに迫るみたいな漫画もあったかな、綾鷹は普段から買ってるから関係ない。

 

今週のステマンガはめちゃくちゃ酷かった。神の雫というワイン評論漫画なんだが、ステマ対象が「インスタントコーヒー」。

 

ワインの味にも詳しく美食家として有名な元伯爵家のマダム。素敵なワインを堪能し上機嫌で、このマダムはコーヒー通でもあるので食後にコーヒーをリクエスト。

 

大変だ!コーヒー豆を切らしている!←

 

主人公「あ、そうだ!俺日本から自分用にインスタントコーヒー持ってきてるんすよ!これを出しましょう!」

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で、この漫画は、グルメ漫画の例に漏れずワインを飲むとおお……これは春風の舞う草原……とか表現劇場が始まるのが見せ場なわけですが、インスタントコーヒーを一口飲んだ途端表現し始める遠峰(主人公のライバル)

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その表現を聞いた周りの客も一斉にインスタントコーヒーを注文し、ええ!?一度にこんな注文さばけないわ!?→大丈夫、インスタントコーヒーだからお湯を注ぐだけで出来ます!

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めでたしめでたし。

 

今まで積み上げてきた、天才ワイン評論家としての信頼をぶち壊してしまった気がするんだが大丈夫?マクドナルドの月見バーガーとか吉野家の牛鍋定食食べても感動して評論劇場始めそうなくらい安っぽくなったんだが?

 

くどいとしか言いようがないパッケージデデン!ドン!もなぁ

 

ステマ漫画で出来が良かったのといえば、浅野いにおのふんわり男が素晴らしい出来で、

 

funwari.com

 

これは百聞は一見にしかずなので是非読んでみて欲しい。漫画として単純に面白いし、Webベース、しかも電子書籍ではなくCookieとかで読み込む度に漫画が変化するという新しい表現も切り開いていて素晴らしい。本当に素晴らしい漫画だ。

 

しかし別にふんわり鏡月が強く買いたくなったわけではない。漫画は広告に向かないのだろうか。いや、これだけ面白ければ、きっと買ってくれる人がいるはず。俺もこのふんわり鏡月には嫌な思いにならなかった。こんな面白い漫画のスポンサーになってくれたなら、一度買ってみてもいいと思える。それで続き読めるかもしれないし。

 

漫画をCMとして使うネスカフェの神の雫ではなく、漫画のスポンサー枠としてのふんわり鏡月のアプローチが正しい気がするなあ。漫画はCMそのものなのか番組なのかでいうと、番組でしょ。

 

funwari.com

 

ってTOP見たら来月新作公開やん!やったー!!!

 

あと、効果測定難しそうだね。他の広告シャットダウンして漫画広告だけ打てば効果わかるのかな?その辺はその道の人が詳しいんだろうけど。電通とか。

FGOとラファエル前派

FGOの新イベが、マップが魔界村で、新キャラの宝具はスパロボの超電磁スピンです。

FGO

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魔界村

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FGO


【FGO】エリザベート・バートリー〔ブレイブ〕宝具 EX 【Fate/Grand Order】Elizabeth Bathory (Brave) Noble Phantasm

スパロボ


スーパーロボット大戦 ありえない強さ コンバトラーV 超電磁スピンで、ゲイオス・グルードを一撃

 

パクリなのかパロディなのかオマージュなのかインスパイアなのはさておき、かなりスレっスレのところをついてて、これはオタクおっさんをグサグサめった刺しにするやろなあと思うわけです。

 

シンゴジラの話で、作品に対し感動するというのは、その感動すべてを作品そのものから受け取っているのではなく、受け取り手が持っている過去の記憶や感情を、その作品がハンマーとなってガンガン叩いて感動が生まれているんだという話をしましたが、それをよりダイレクトにガンガンするのが、「わかりやすくパクる(パロる)」というやり方なわけです。

 

昔、まだ漫画とかゲームという文化が無かった時代、物語を語るものは絵画でした。宗教の壮大なワンシーンとかを描きだした絵画こそが物語でした。みんなマリア様に受胎告知するところとか、キリストがゴルゴダ登ってるところとかを描きました。それが皆が持っている数少ない共通の感情だったからでしょう。教会が、エロい絵やダイナミックな絵を描くと激おこぷんぷん丸していたので、皆ありきたりの絵ばっかり描いてました。ラファエロがお手本でした。

ラファエロの絵

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そこに、ラファエル前派というのが現れ、彼らは宗教画を描いてるといいながら、全く新しい構図や、美女を描きました。宗教画だけでなく、流行りの文学まで絵にしました。シェイクスピアとか。絵画という文化は進化したのです。めでたしめでたし。

シェイクスピアのハムレットを描いた「オフィーリア」

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この流れのようなものの気がします、今のFGOがやっていることは。

 

昔、アンパンマンにスパロボをやらせるという同人ビデオ(ゲームではない、ただのビデオ)が流行り、バカ売れし、著作権者におこぷんされて潰れるという事件があったわけですが

#探偵ファイル/探偵魂

 

これ、記事でも具体的な金額出てるけど、本当に売れたんですよ。皆、アンパンマンが殴り合うようなパロディが見たかったんですかねえ?アンパンマンかつスパロボっぽくて面白いものなんて見たことないし、見たかったろうし。それはもう、エロい宗教画くらい見たかったろうし。

 

同人というのがそもそも、そういう「存在しなかった」「見たい」ものを(こっそり)提供する場だと考えると、一番需要があるものなのかもしれない。

 

このケースの場合、完全にアンパンマンとか著作権者が居るものをそのまま描いているのでアウトもいいとこだろうけど、FGOの場合はセーフなわけで。不思議なことに、Fateという、自己のIPを確立した上でなら、パクリではなくてオマージュとかインスパイアとみなされるのが常なので。過去のスパロボなんてのはFGO宝具ネタの宝庫となってるわけで。

 

いや、どうなんだろうな。今回のFGOイベントが著作権で訴えて勝つことが可能かどうかは、やってみないとわからん案件のような気もする。やって得があるわけでもないから、多分訴えられないだろうけど。

 

みんな、見たかったんだよ。「ビキニアーマーのワダアルコキャラが、超電磁スピン決めるところ」を。

 

危ない橋を渡ってパクリをするからFGOは面白いなあというお話でした。

会社とベルセルク

1つ前のブログの続き。大将軍に憧れる新兵についての話を書いていて、ベルセルクを思い出した。

 

グリフィスが、鷹の団という傭兵団を大きくする過程でその生贄としてきた新兵達。グリフィス自身も、戦場で自らの命を賭けて戦ったし、仲間の命が少しでも救われるならとホモにケツを差し出しさえした。だが、ガッツという右腕を失ったことで自暴自棄になったグリフィスは、それでも王となることを渇望し、ついには鷹の団を生贄に差し出しゴッドハンドへと転生する。

 

会社に例えよう。辻褄あわせのためにちょっと話も盛る。

 

自らの時間を全て費やし、現場で陣頭指揮を取って株式会社鷹の団をメキメキ大きくしたベンチャー社長グリフィス。しかし、右腕と見込んでいた取締役ガッツが突然フリーランスがやりたいと辞任。自暴自棄になったグリフィスは取引先の社長令嬢をラブホに連れ込みパパラッチされる。それが社長にバレ、婦女暴行事件に仕立て上げられグリフィスは逮捕。㈱鷹の団も取引を打ち切られ、他にも根回しをされて会社は立ち行かなくなる。

 

2年後。それでもほそぼそと続いていた鷹の団。革新的な特許を生み出し、その発明で稼いだお金でグリフィスも保釈され、さてもう一度頑張ろうというその時、グリフィスは特許を会社ごと売却し、1人exitする。㈱鷹の団で頑張っていた仲間たちは絶望してしまう。ガッツの恋人だったキャスカは寝取られる。

 

グリフィスは新しい会社、㈱新生鷹の団を起こす。名だたる技術者も揃い、意気揚々とサクセスストーリーに乗るグリフィス。キャスカは早々にポイ捨てされ廃人化。フリーランスで技術を磨いていたガッツは、復讐のため、戦う。

 

魔法やファンタジー要素を排除してもガッツの大願が成就する気がしねえ……