十三機兵防衛圏 91点 売れない傑作のレビュー
限定版は品切れだったけどダウンロード版ならあるので、そこは検討してから。当たり前だけどネタバレだからクリアしてから読めよ
総評
作者の、作りたいもの、伝えたいもの、妥協したくないもの、矜持、好きなもの、あんまり好きじゃないけど入れないといけないもの、全部を詰め込んだアドベンチャー+タワーディフェンスゲーム。
実際にプレイするまでタワーディフェンスゲームだと知らなかったし、朧村正のアクションとっぱらってアドベンチャーにしたものかな?くらいに思ってたのでタワーディフェンスゲーム始まったときはびっくりした。しかも記号のタワーディフェンスゲームだし。ローグライクかよ。
今30~40くらいのオタクならまちがいなく面白い、クソオタ度が高いほどおもしろいクソオタむけゲーム。俺は超面白かった。91点くらいに。
今までオタク作品で語られてきた要素、エヴァやマクロスや魔法少女その他色々に乗せて、AIや人類の滅びと再生、マトリックス、クローン技術、テラフォーミング、コロニー、宇宙開拓、人類の愚かさ、といった最新のSFものを乗せてうまくまとめたなあと思う。
バトルとアドベンチャーが完全分離してるのがな。バトルはアドベンチャーが全部終わった後の世界、というのは知らされて、それがある意味ちょっとした伏線なんだが、それはわかりづらいし、せっかくのゲームとしては融合してるほうが面白い。だから91点
あと本人が言ってるように満足に作りきれるような状況ではなくて、ボロボロになりながらなんとか生み出したものではある。だから一部出来が悪い。特にバトルのゲームバランスと、アドベンチャーの一部パート。ただ、それも含めて作者の作品と思えば味として楽しめる。
クソオタならマストプレイなゲームなんだが、売れねえだろうなあこれ。面白いんだけど、売れねえだろうなあこれ。ふともも機兵召喚!きゃー!売れないなあ。へそ出し機兵召喚!きゃー!!!売れねえなあ。ってずっと、これ良い作品だけど売れないだろうなあとか余計な心配しながら遊んでた。
崩壊編
タワーディフェンスゲームなんだけどバランスはあんまりよろしくない。第一世代がゴミだし、武装も殆どがゴミで一部のスキルだけ使うことになる。1体ずつ指示を出すのは新鮮だったが、結局ATBみたいに時間が止まるから、もっと敵がゆるやかで、指示出しも時間が止まらないのが遊びたかったように思う。基本的に超大味。
敵も殆ど変わらないというか、自爆のやつとバリア貼るやつ以外は全部対処かわらない。空飛んでるやつも超大型ミサイルか第4世代のキックでいい。第一世代は本当に要らない。
ノーマルでクリアまでやりきっただけなので上の難易度ややりこみの第4区画については知らない。
追想編
よかったけど、焼きそばパンを買うために小銭を拾わされたのと、LGBTカップルを追体験させられたのとはいまいち。でも、魔法の銃でどこを撃つかとか、どこが呼び出しキーになるかもいちいち考えられてるのが良かった。恵が自分の腹を打ったのは切腹も兼ねてるよね?へそ出し機兵召喚超萌えたんだけど?僕の恵どこ?未決死刑囚になって世界を崩壊させるような作戦を一人で頑張ればいいの?。
人間がナノマシンを埋め込んで新人類になり、AIはバイオ技術で人間としてプリントアウトされる、というのは面白い。セクター0~5とセカンドアースで、どこかが滅んでもお互いに補完しあっていけばいいと思う。ただ、フリーに行き来できるようにしたら終わりなので・・・まあその辺がわからずにセクターわけるわけないので、セクター間の移動は管理者権限か。いいSFだった。最後おっぱい隠してるのはCEROのせいですよね?おっぱいだけ隠してまんこ隠さずというのもおかしいし恥じらいでもないし。CEROのせいだなこのやろう
究明編
俺は記憶力いいので不要でした。モードが3つあってお得なように錯覚させるだけのモード
あの世界あと300年もしたらまた戦争するんでしょ?知ってる
十三機兵防衛圏が結局全部カップルになるゲームだったの許さねえからな
ちなみに俺は、だいたい30%くらいのところで世界の秘密には気付いてました(キリッ
トピック「十三機兵防衛圏」について