空白雑記

暇つぶし

宇垣アナの地獄

俺は宇垣アナが気になってる。

 

顔もかわいいしスタイルも最高だとは思うが、それよりも人格が気になっている。

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そう思ったのはこの話を聞いたときだ。

 

この、その人にはその人の地獄がある、という話は、「美人には美人であることで辛いことがある」といったような、単純で馬鹿らしい話ではないように思う。だから、宇垣アナのことが気になる。


ショーペンハウエルの幸福論を、俺はこう捉えている。「幸福とは不幸ではないことであり、不幸とは苦痛と退屈の合計である。苦痛と退屈の合計値は常に等しい。苦痛(日々の仕事とか)から遠ざかるほど退屈が強大になり襲い来る。つまり人は生涯、苦痛か退屈のどちらかに苛まれる。それを克服するためのものが、哲学と過去の哲人が残した良書である。」


俺も今退屈と大いに戦っている。苦痛(日々の仕事や、給料の安さ、足りない時間)との戦いは終わったが、退屈(自分の目標を都度設定し続けなければならないこと、欲しいものが手に入ってしまい物欲からやる気を生み出せないこと、有り余る時間で浪費されるやる気)との戦いが辛い。


何が辛いって、今まで苦痛と戦ってきて、苦痛との戦い方には自信がついてきたんだ。それは、苦痛が目減りしていってたからかもしれないが。苦痛と戦い続ければ、幸福になれると信じていた。そこに退屈が大口を開けて待っているなんて、誰も教えてくれなかった。


宇垣アナは、闇キャラといっているが、そこには本質が垣間見える。彼女なりに、例えば美人であることのやっかみとかとも戦い続け、自分の頭で考えて生きてきて、いざ女子アナという一つの到達点に立ったとき、


「世の中は苦痛と戦い続けても次は退屈との戦いが待っているだけ」
「そして退屈と苦痛の総量は同じで、生きている限り苦しみ続ける」
「幸福とは、苦痛に抗い続けた人に対する慰めである」
「幸福そのものだけは存在しない」


こういう絶望が見えてしまって、それを飲み込んで更にやっていくことが耐えられなくなって、本心から闇キャラと呼ばれるような、理解されがたい自分のこの絶望を漏らしてしまっているのではないか?


闇キャラとやらが上からの指示やキャラ作りであれば、伝え聞く降板騒動や退社などということにはならない。だが彼女はもうそうせざるを得ないくらい、自分が定めた到達点にたどり着いてしまい、そこで絶望したのではないか?


そう思うから俺は宇垣アナが気になる。


俺がインタビューされるくらいの何かをなした人間になり、インタビューをされることになったら宇垣アナをインタビュアーに指名したい。


これが俺の今の目標だ。

エースコンバット7をゲームとして見たとき

エースコンバットがフライトシミュレーターとして素晴らしい、的な話が多いので、純粋にゲームとして見てみる。

 

俺の点数は79点。

 

エースコンバットというゲームは、戦闘機のシューティングゲームだ。自由に空を飛べる戦闘機による戦闘とは、自由に飛べるので機銃をあてるのは大変難しく、要するに誘導ミサイルをうつゲームだ。

 

誘導ミサイルを打つためにはどうすればいいかというと、敵の進行方向に垂直の時に打つと避けられ、平行になったときに打てば当たる。だから、敵の戦闘機の後ろについて同じ方向に飛び、ミサイルを打てばあたる。

 

実際の戦闘機は人間が操縦してるので、こんな無茶なターンをかけまくったりできないんだろうなーと思いつつ、グリグリと敵のロックオン方向表示をたよりに旋回し、SHOOT(いまうてば平行だから当たるぞ)の表示が出たらミサイルボタンをカチカチと2回押す。これを繰り返すゲームだ。

 

俺はゲームがうまいほうなので、これがゲーム初心者にどれくらい難しいかわからないが、コツさえわかれば、まるでDiablo3のファームをしてるくらいの気軽さでサクサクと敵の戦闘機が落ちていく。仲間の無線でエースだ!と讃えられ、しまいには戦場に飛んでいくだけで敵は恐れおののき、味方は歓声をあげる。

 

エースコンバットは、シューティングの無双ゲーだった、と思う。

 

エースコンバット7はどうか。ただ無双するだけでは味気ないと思ったのか、やたらといろいろなことをさせられる。「レーダー網をかいくぐって飛べ」「雲から出ずに飛べ」「砂嵐の中から敵を探して破壊しろ」「高度制限のなか渓谷を縫うようにすすめ」これが大変しんどい。

 

何がしんどいって、こういうミッションばっかり続くんだ。性能の高い機体とか、適性の高い機体や装備を買えば楽になりそうだが、そのための金稼ぎミッションすらない。昔のエースコンバットは、こういうめんどくさいミッションの合間に、サクサク無双できるミッションがあり、『しんどくなったら手前の楽なミッションで金稼ぎができた』のだが、ずっとしんどいミッションばかりが続く。

 

フライトシミュレーターとしてエースコンバットを買う人にとってはこれが楽しいのだろうか?俺は三国無双を遊びたくて買ったのだが、戦場に出たら、敵の門をあけるために手順がややこしいロックピックゲームをやらされてる気分になるんだが。

 

ミッションを5分かけて失敗しても、何も手に入らずただやり直すのも辛い。つらすぎて、適当に戦闘機できたら、対地が重要なミッションだったときとか泣きたくなる。『適正機体の表示とかも欲しかった』。対地ミッションって言われて爆撃機で飛んでいったらエース戦闘機部隊をぶつけてくるな(これは昔からか)

 

また、今作は敵に無人機が多い。無人機がワラワラと襲ってきて、無人機らしさを出すためか、パイロットが乗ってませんよー好きに動けますよーと変態機動をしてくる。普通に考えると、パイロットが乗ってなくて機動の制限が無い無人機のほうが強いので、イサムみたいなエースパイロットじゃないと瞬殺されそうなもんだが、なぜか無人機が弱い。ファミコンくらいのCPUしか乗ってないんじゃないかってくらい適当に飛んで適当に攻撃してくる。

 

そりゃそうだ。超大量に変態機動ができる敵を出してるんだから、量と機動性以外の、オツムで弱くしないと勝てない。でも、強さをアホさで台無しにしてる、オツムが弱い敵を倒して何が面白いんだ?『敵を倒す気持ちよさが弱い。』エースとの戦いがコンセプトだった過去作のように、無人機との戦いをフィーチャーするなら、ジャマーでこっちも電子機器が死ぬけど、その時敵も弱るとかさあ。だいたいなんで雷雲の中を飛んでこっちの電子機器は表示バグってるのに、敵の無人機はピンピン飛んでんだよ超兵器かよ。

 

あと、『難易度の作り方がおかしい』。ノーマルなのに、ゲームがうまいはずの俺がバンバン失敗する。難易度が、「初見殺しゲーで説明なし」「制限時間とか操作ワンミスで失敗などシビアな失敗条件」で作られてる。過去のエースコンバットで失敗するといえば、トンネルを飛べと言われた時(すぐ失敗するからリトライはしやすい)か、敵の超エースと乱戦させられたときで、画面が常に真っ赤でグリグリターンして、一瞬でもまっすぐ飛んだりストールしたら即落とされるような感じで面白かったが、今作は気がついたら時間切れで殺され、5分前に戻ってやり直せと言われる。

 

12年ぶりに作ったナンバリングタイトルらしいが、当然12年もたったら開発チームの中身も相当かわってるだろう。だから頑張ってるけど少し足りない、痒いところに手が届いてないところがある。たとえばロックオンシステムがそうだ。ロックオンした相手にしかミサイルはうてないのだが、50機くらいに紛れた、たった2つしかない目標をロックオンで探すとき、どうも順番?距離順?でロックオン先を選んでるように思う。2分以内にあの2つの目標にミサイルを打ち込め!といわれて、よーしエースの俺に任せろ!と思ったら、ロックオンボタンをどんなに連打してもロックオンできず、打ち込めず、時間切れでやり直しさせられた。過去作でそんなことはなかったと思うので、『ロックオンシステムで、重要ターゲットは優先する』という「豚は生で食うな」なみに重要な古くからの教えが喪失してる感じがする。

 

ただでさえ難し目のゲームなのに、以上の要素から少なくとも新規がこれで楽しめるものではないと思うし、過去作をゲーマーとして楽しんでた俺にも不満が残るものだった。

先週観たもの

 

ヒダルとヒルダ (ヤングキングコミックス)

ヒダルとヒルダ (ヤングキングコミックス)

 

 よくある、神様と共生関係を結ぶ感じの話。神様の正体の割には、ホクサイの人形とおなじ、かなり都合のいい隣人という感じで、結局ホクサイの焼き直しじゃね?って思った。嫌いではない。

79点

 

 

麻衣の虫ぐらし(2) (バンブーコミックス)

麻衣の虫ぐらし(2) (バンブーコミックス)

 

 あわく儚い、でもそれが信じれる、そういう百合。この人がエロ漫画で描きたかったものはこれなんだろう。書きたいもの書いてても売れないよねという。これって市場なのよね。

80点

 

蜘蛛ですが、なにか?(6) (角川コミックス・エース)

蜘蛛ですが、なにか?(6) (角川コミックス・エース)

 

 いきなり魔王が出てきたりDの血族?が出てきたり中二病がインフレしだした。すーぐスキルを応用して精神からハッキングしたりする。そういうのやりすぎだと僕思います。やってることはマンネリだし、仙水忍が好きそうな感じになってきた。

74点

 

上野さんは不器用【Kindle限定おまけ付き】 5 (ヤングアニマルコミックス)

上野さんは不器用【Kindle限定おまけ付き】 5 (ヤングアニマルコミックス)

 

 考えてみりゃ、ドラえもんのひみつ道具はそれだけであんなに面白いんだから、それとラブコメ混ぜたら面白いし毎回飽きないんだよな、そりゃあ。でもやってみせたのはすごい。東川先輩という当て馬もまったく機能せず。巻末の話によれば最初は二人きりの部活だったのか。それで進展しないんだからあのさあ・・・山下さん、もうやっちゃってください。

89点

地獄先生ぬ~べ~NEO 17 (ジャンプコミックス)

地獄先生ぬ~べ~NEO 17 (ジャンプコミックス)

 

 大団円ちゃあ大団円かな。あと単行本2巻かかせてあげるんで終わらせてねって感じはする。界王拳とマホイミでいきなりラスボスを夫婦が倒してしまうのは笑った。

73点

マイホームヒーロー(6) (ヤングマガジンコミックス)

マイホームヒーロー(6) (ヤングマガジンコミックス)

 

 自分の娘を守るために殺した相手は、誰かの息子でしたという話。やったことはそれでいいと思う。もうちょっとだけ続くんじゃ?

83点

 

おやすみシェヘラザード(2) (ビッグコミックススペシャル)

おやすみシェヘラザード(2) (ビッグコミックススペシャル)

 

 くっそ下品でくっそマニアック、時々百合

79点

あそびあそばせ 7 (ヤングアニマルコミックス)

あそびあそばせ 7 (ヤングアニマルコミックス)

 

 ここまで笑いのテンション落とさずこのクオリティなのほんますごいな。FLASHネタのところとかひきつるくらい笑った。FLASH見ててよかった。

90点

鬼滅の刃 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

鬼滅隊、特に柱になるようなのは、煮えたぎるような怒りと、悲しみとを抑え込んで戦ってるんだなあ。

ところでジャンプ本誌でカラー連載はじまったけどカラー版まだですか?全巻買い直します!!!!!

91点

 

 

ありふれた職業で世界最強 4 (ガルドコミックス)

ありふれた職業で世界最強 4 (ガルドコミックス)

 

 なんかね、烈火の炎を思い出した

72点

ゲート 14―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)

ゲート 14―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)

 

なんていうか、日本の外交姿勢が変に思い切りが悪いわりに、やるとなったら思い切りがいいのが、寒暖差激しすぎて、嘘くささが出ちゃってると思う。最初のほうが一番おもしろかったな

79点

賢者の孫(9) (角川コミックス・エース)

賢者の孫(9) (角川コミックス・エース)

 

避妊ペンダントで俺TUEEEEするの最高に笑った。愛してるのならそんなの使ってないで孕ませろよ馬鹿か。国家を乗っ取れるくらい強いし稼げるんだろうが。魔王が避妊してりゃ世話ねえ

70点

 

https://amzn.to/2U45Z7B

検索したら原作があるみたいだけど完全にokama節でびっくりした。オリジナルだと思ってた。そういう意味ではあってるのかもしれない。いつものokama節なので、ClothRoadみたいに確変おこすことを願う。

80点

結婚アフロ田中 (2) (ビッグコミックス)

結婚アフロ田中 (2) (ビッグコミックス)

 

高校生だった田中が結婚するなんてなあ…見開き絶叫は笑ったけどそれほどのものかあ?

0.01じゃなくてもっと安いのでもなくて0.02なあたりが田中の懐事情やセックスへの考え方的にリアルですね。メスってひどいし意味分かんないよね。ハハハ。

84点

 

笑うあげは 4 完結 (近代麻雀コミックス)

笑うあげは 4 完結 (近代麻雀コミックス)

 

 これもなんかあと1巻で終わらせてくださいって感じのする終わり方だったな。処女性を保証したうえで、さえない主人公と匂わせて終わるの、端的にいってオナニー。

77点

 

正直不動産 (4) (ビッグコミックス)

正直不動産 (4) (ビッグコミックス)

 

 ツーブロックゴリラは嘘をつくから怖いよという話。

75点

 

リボーンの棋士(2) (ビッグコミックス)

リボーンの棋士(2) (ビッグコミックス)

 

 タイトルからしてリボンの騎士におもねってるし、中身としても挫折したやつが自分なりにあがいてみる漫画なんだが、なんか読ませる。ハチワンダイバーとか3月のライオンのほうが将棋マンガとしては面白いんだが、これもまあ違う味の将棋マンガとしていい。

77点

鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編(11) (近代麻雀コミックス)

鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編(11) (近代麻雀コミックス)

 

 ネット雀士が歌舞伎町のフリー雀荘を今までの敵と語らいながら制圧して次はいよいよ代打ちに。最後の敵がしょうもないイカサマ師なの笑う。北斗の拳かな?大丈夫?この、身の丈にあった感じがよかったんじゃないの?代打ちだと比較対象にご無礼とかぬるりとされちゃうよ?大丈夫?

74点

達人伝~9万里を風に乗り~(22) (アクションコミックス)

達人伝~9万里を風に乗り~(22) (アクションコミックス)

 

 キングダムが面白い横で、その前日譚やられてもなーと思いつつ惰性で買ってたけど、始皇帝でてきたから続きは気になる。創作キャラに救われ人の心を持ったキングダムとちがって、この歪みに歪んで、天下万民我を尊ぶべし!とか言い出しそうな始皇帝の続きが楽しみ。

76点

魔法少女は死亡する

魔法少女は死亡する

 

 虚淵玄が女体化してる・・・!?ままならない人生を、虚淵玄ネタをいれて、あーね、はいはい、あーね、って感じに仕上げた。

77点

 

いちげき 4 (乱コミックス)

いちげき 4 (乱コミックス)

 
いちげき 3

いちげき 3

 
いちげき (1) (SPコミックス)

いちげき (1) (SPコミックス)

 
いちげき (2) (SPコミックス)

いちげき (2) (SPコミックス)

 

 幕末、農民が武士を一撃必殺する話(ちがう)。どいつもこいつもあっけなく死にすぎだし、主要人物かと思ってたキャラがほとんどセリフないまま死ぬし、淡々と復讐に燃えたり、とにかく命が軽い感じが最高。時代劇漫画って感じ。

87点

 

ワンパンマン 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ワンパンマン 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

なんとなくサイタマとかの強さの鍵が、リミッターの解除と信念って感じに明かされる。天然物のサイタマと、天然物に促されてリミッターを解除したガロウと、人工物のオロチ様で三つ巴にでもなるんかね。ボロスでも満足できなかったサイタマが、同じリミッター解除組で孤独を埋められるといいんだけど。

89点

 

バディドッグ (5) (ビッグコミックス)

バディドッグ (5) (ビッグコミックス)

 

AIとの共生というテーマに、ベテランが腰を据えていぶし銀な相撲をとってる感じ。

80点

 

 

 

父親に性的虐待されてる地味子(でもほんとはすごく美人)と教師のただれた関係と、察知してかき回しにきそうなキラキラ女子。ものすごくものすごく何度も見たことがある王道鉄板展開。でもセックスに苦しんでるけどついセックスしちゃう苦悩の感じはいい。

79点

 

 

エイジ’87(1) (ヤングキングコミックス)

エイジ’87(1) (ヤングキングコミックス)

 

 

 87年に記憶だけ戻ったおっさんが無念をやりなおす、どこにでもあるような話だが、作者の心情がこもっているのだろう、読ませる力はある。しかし、あまりにも心情がこもりすぎて、理想的な都合のいい展開をしていて、読んでいて痒くなる。俺ならとりあえず前世の知識を最大限に活用します。

76点

 

 最高でしょ。作者の苦悩、心情、諦め、希望、夢、全部があって最高でしょ

92点

化物語(4) (週刊少年マガジンコミックス)

化物語(4) (週刊少年マガジンコミックス)

 

大暮維人が物語かいて面白くないわけねーだろ

89点

凍牌?ミナゴロシ篇? 3 (ヤングチャンピオン・コミックス)

凍牌?ミナゴロシ篇? 3 (ヤングチャンピオン・コミックス)

 

うーん、キレがない。アイの焼き直し倒しただけやん。

74点

悪童-ワルガキ-(4) (近代麻雀コミックス)

悪童-ワルガキ-(4) (近代麻雀コミックス)

 

 おいおい、母親の婚約指輪(死んだ父親の形見)を質草にマンション麻雀して負けて取り上げられるってただのカスじゃん。麻雀漫画読んでる人ってこういうのに共感すんの?俺はドン引きした。指切りたいマンも最後カットされるし…こっちはキレがないというかキレさせようとして空回り。

69点

 

ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 1 (チャンピオンREDコミックス)

ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 1 (チャンピオンREDコミックス)

  • 作者: 余湖裕輝,ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,田畑由秋
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 
ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 2 (チャンピオンREDコミックス)

ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 2 (チャンピオンREDコミックス)

  • 作者: 余湖裕輝,ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,田畑由秋
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 ニンジャスレイヤー第二章。今度は京都でオッス。スレイリストがあっという間に消化されて笑った。日本の作風でいうなら、二章というなら、主人公は一回やられたりして、ふしぎなことがおこってRXになったりしてほしいものだけど、そういうものではないらしい。まぁ安定して面白くはあるんだけど。どこがキャバーンキャバーンなってたのか知りたい。

80点

 戦闘力を財力に置き換えて、しかも金を消費したら能力がブーストされるというよくある異能力で終わらせず、むしろ経済戦争でお互いに金を稼ぎ騙し合い、むしろそっちがメインみたいな。やりたいことはわかるけど、うまく組み立てきれてなくて、わかりづらくなっとる気がするなー。キャラのチョイスもマニアックだし、わかりやすくは読めない。そして結局、観覧車で船沈めたから認めますって、まあ普通の異能者モノだよね。

73点

 

かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

 いいね~。テンションがドコドコドコドコって上がってきて、クライマックス?が見えてくる感じ、ワクワクする。盛り上がりをきちっとまっとうできてるのは凄くいい。キャラの魅力も増してる。

88点

 

ダンベル何キロ持てる?(6) (裏少年サンデーコミックス)

ダンベル何キロ持てる?(6) (裏少年サンデーコミックス)

 

 山登りのあるきかた講座とか、木登り(ヒモ昇り)、バストアップヒップアップと、ネタ切れの極みって感じ。筋トレ漫画としては不要。

72点。

 

人間の本体は心臓でもなければ脳でもないという価値観について

kawango.hatenablog.com

 

人類の知性と呼ばれるものが、人間本体にはなく、社会そのものに依存しているというのについては賛成する。第三次世界大戦が起こったら、人類の知性と呼ばれるものは失われ、人はまた石斧と土器からやり直すのかもしれないし、今度はなめくじが進化するかもしれない。

 

俺とこのkawangoという人の違いは、俺はどうせ技術はそこまで進化しないし人類はサルとペシミっていて、この人は科学技術が全てを解決し人類のあり方さえも変えてしまうと考えているところか。

 

俺はこの過去記事で記したように、人間の本質というのは、記憶している情報量ではなく、情報によって研ぎ澄ました何か、センスとか感性とか言われる何かこそが人間の本体だと思っている。人類が社会に依存した一部をコピペする機能をもつ個体だとしても、その知性をどう出力するかの差があり、それこそが人間の情報生命体としての本体のはずだ。人間の本体は知性ではなくセンスである。(その知性も、知性というよりは情報だと思うが。知性とはセンスのことだと俺は思う。)

kuuhaku2.hatenablog.com

 

教育がビッグデータをもとに進化し、根性がつかないから水を飲むなとうさびとびをやらせていたものが、もっときちんとしたトレーニングに変わるというのは素晴らしいし、ぜひ取り組むべきことだとは思う。だが、教えてもできないやつはできないし、他の人には到達しえないところにひょいっといけてしまう人がいるくらいには、人類には教育では補えない個体差があると思う。その個体差さえも凌駕するという考え方なのかもしれないが。

ソードアート・オンラインとはどういうゲームだったのか


ソードアートオンラインは、新技術のVRMMOゲームだという触れ込みだ。ではどんなゲームだったのだろうか。(今あるVRとは全く別物の、脳接続型のVRなので、今のただのVRと区別して、BrainのBRとかが適切だと思うが)


ソードアート・オンラインは、ナーヴギアという、革新的な新ハードとして販売され、そのテストプレイヤーだった1万人を強制参加させたデスゲームだ。


ソードアート・オンラインの難易度はどんなものだったのだろうかというと、ものすごく難易度が低かったに違いない。SAOプレイヤーは、幼児も混ざるほどのランダムな人選であり、作中の描写でいっても、ゲーマーと呼べるハイスキルプレイヤーは、ヒースクリフ、キリト、アスナ、プーくらいのもので、あとはゲーマー視点でみると、素人に毛が生えた程度のエセゲーマーしかいない。

 

キリトさんが呆れるほどの、視聴者からも目に見えて雑魚とわかるような集団が、無茶な命令に従ってボスに突っ込んでいく描写があるが、難易度の高いゲームならあんな雑魚はとっくに死んでいてキリトさんと同じステージにいない。

 

そもそもSAOは、ゲーム内で死んだらゲームオーバー=現実の死という、Diablo3のハードコアモードも真っ青な設定で成り立っている。シャブでもやってるんじゃない限り、もし自分の命が危険になるような戦況になると、錯乱して本来の実力が全く出せないまま死んでしまうだろう。だから、自分の命は危険じゃないはずだと安心できる程度の難易度設定になっていて、敵は基本的に雑魚で、ボス戦においても、きちんと相互に協力すれば死の危険を感じないはずだ。

 

イメージとしては、難易度ノーマルのままで遊ぶ現在のDiablo3くらいの難易度だろう。ゲーマーなら鼻歌混じりでプレイできるし、気を抜いて大ポカをしてもHPが半分にいってしまった危なかった、くらいのはずだ。この難易度設定はとても正しい。スマブラのような正しさを感じる。だからキリトさんは、ヘマをしたら死ぬソロで遊び続けていたし、雑魚PK団とかPK団とか、アホがわいていたのだろう。

 

それでいて、SAO世界では裏コマンドでセックスが可能なくらい全身をシミュレートしているし、美味い食材を食べれば美味いとも思えるほど味覚さえも再現してみせている。

 

SAO世界では避妊もいらない。NPCの娼館も可能だし、現実での課金導線を用意すれば無限の富を生むだろう。おそらく、茅場晶彦がデスゲーム遊びをしなければ、普通にSAOを販売して普通にブームになっていたら、真に茅場晶彦が求めた、仮想世界が現実世界を上書きするような現象が起こったように思うのだが、なぜ茅場晶彦はそれがわからずにデスゲーム遊びに走ったのだろうか。

 

Matrixは、人間を電池にするための仮想空間に、現実世界を限りなくそのまま模倣するという愚を犯し、ネオや反乱軍を生んでしまった。現実が苦しいのに、しかもこの現実は仮想で誰かのせいだと言われれば反乱するのは当たり前だ。

 

攻殻機動隊の電脳世界は、いつハッカーに脳を焼かれるかわからない無法地帯だし、そのための攻殻機動隊なんてのが編成されている。人間は向上心をもとに働き続けている。仮想世界ではなく、現実に電脳世界というフィールドが増えただけである。現実の200倍の快楽を電脳上で再現できても、彼らは現実で働き続ける。もはやスタートレック並の新人類である。あるいは、あの世界では、頑張り続ければ個人で国家予算並みの富を手に入れれば、自分の寿命を無限に延長できそうなのが鍵なのかもしれない。だから頑張り続ける。

 

ソードアート・オンラインは、人間を完全にダメにし、滅ぼしかねない究極のゲームだったはずである。それはスマブラくらいわかりやすく、Diablo3のように中毒性があり、しかもゲームと違って味覚や性欲まで満たしてくれる。ゲームうまおでなくても遊べる直感的なゲームシステム、ゲームうまおでも納得の快楽という報酬。茅場晶彦は、人間が自分から喜んで電池になるような仕組みを発明したのに、自分がやりたいこと(デスゲーム)を無理やり違法にやったせいで、帰らぬ人となった。皮肉なものである。普通にリリースしたほうが、よっぽど大変革が起こったろうに。

 

将来人間を電池にしたいAIが生まれたら、これを参考に、人間をダメにするゲームをお願いします。

おちんぽ騎士団平等伝説 わが征くは広大なる大海

続編です

 

前編 

kuuhaku2.hatenablog.com

 

 


自分の家で同棲するというのは、それが終わったとき、近所のスーパー、パン屋、飲食店、家の前の道路、そういったものすべてがトラウマ毒ゾーンになるということだ、というのがわかった。なので、同棲するなら相当な覚悟がいる。トラウマを克服するまでは家から出ることすら辛いし、家の中もそれまでいつも一緒にいたものが消え去る。これは本当に辛い。


伴侶に先立たれた人が、後を追うように亡くなるという話について、俺は単に高齢だからじゃね?と思っていたが、この喪失感を数十年単位で食らうと、死期が早まるくらいはあり得るなと思った。


前2つのブログを書いたあと、同棲という、今までしたことがなかったことを解消したことのダメージがこのように遅れてやってきて(あるいは、急いでブログを書いたのは、文章にして吐き出すことでダメージコントロールをしようと緊急排水したのかもしれない)、それに苦しみ、友人にドロドロとした愚痴を投げつけたら、皆俺の話をきちんと聞いてくれた上で、俺にもわかるようにそれぞれの言葉で説明してくれ、俺もわかることができ、救われた。俺は本当に、友人には恵まれた。おかげで出歩けるようになったし、そのうち治るだろう。

 

詳細までは情報的に書けないが、俺の気持ちと同棲相手の気持ちのバランスは全く取れておらず、俺は間違えていたという話だった。懇切丁寧に説明してくれたおかげで、俺にもそれがわかった。結局のところ、あの子はおちんぽ騎士団無しには生きられないんだろう。それが全てで、俺はそれを拒んだから、そうすると生きていけないので、別れるしかなかった。俺もおちんぽ騎士団付きの彼女は耐えられないので、別れるしかなかった。この結果は必然だった。

 

俺は、おちんぽ騎士団がつくような女が好きだが、付き合って真剣になれば、きちんとおちんぽ騎士団を切ってくれるという勘違いをしていた。おちんぽ騎士団がついても振り払わず、取り込まれてる時点で、それはもうおちんぽ騎士団なしには生きられない女なんだ。そう簡単には変われない。そもそも、おちんぽ騎士団付きが耐えられないのに、おちんぽ騎士団がいるような女が好きになる俺が間違っている。おちんぽ騎士団付きを受け入れるか、おちんぽ騎士団がいないような女を好きにならないといけないんだ。


それを踏まえて前2つのブログを読むと、俺の身の回りのことについては、ドロドロとした気持ちに包まれ、見えないことも多いまま書いてたなあと思うが、それもまた俺、消したりはしないし否定もしない。このとき俺はこう思っていたのだ。


さて、しかし、おちんぽ騎士団の話については面白いと思っているし、おちんぽ騎士団史観はそう的外れでもないんじゃないかと思う。なので、この一連の話のシメとして、俺が思うことを詳しく綴ろうと思う。


おちんぽ騎士団は人権とともに誕生した、弱いオスの成れの果てだと書いたが、ここでおちんぽ騎士団は「平等」という属性を強く持った。平等という概念も、おおむね人権とともに誕生した概念であろうが、その概念を強く持ったのは、平等ではなかった弱者側なのは当然だ。


おちんぽ騎士団とは、人権という新しい概念の中の、特に平等という概念に根ざして生まれた。メスを正規手段で獲得できないオスは淘汰されていたが、あなたは淘汰されるべき存在ではない、あなたもオスとして幸せになって良い。そう言われて、彼らなりにオスとしての本分を全うしようとした結果が、おちんぽ騎士団だ。


平等という概念はとても難しい。ともすれば、完全な共産主義こそが平等だともいえる。資本主義社会や格差競争は平等でないと言える。特に蟻や蜂のようなものは、自我を持たず群れのために尽くすこともでき、完全な共産主義ともいえるが、人間は強い自我を持つので、平等を全うすることは難しい。そもそも定義からして難しい。


おちんぽ騎士団は、力技ではメスを獲得できず、その代替行為として女性に完全に都合のいい存在に徹することで、女性の共感という蜜を吸う存在だ。本来の自然競争的な平等でいうならば、ライオンの群において、平等に力比べをした上でボスライオンがメスを得る。負けたオスは引き下がらざるを得ない。そういうものだ。だが人間は、そういった動物的な概念から、人権・平等という概念を得たときに、引き下がらなくても良い、しかし力技では負けた、どうしよう。ということでおちんぽ騎士団が生まれた。


おちんぽ騎士団とは、平等を求めて戦う騎士団なのだ。だからおちんぽ騎士団同士は、少なくとも本当に争う手前までは、姫へのヨチヨチをみんなで平等にこなす。姫もわかっているのか、騎士団全員に平等に接する。誰かが姫を独占したり、騎士同士に上下が存在するのは、平等ではないし、おちんぽ騎士団ではないのだ。

 

少子化が、おちんぽ騎士団のマッチング妨害によって進んでいるというのは理解しやすかろうが、ポリコレLGBT/フェミニストを併記したことについて説明する。


ポリコレでもLGBTでもなくポリコレLGBTとしたのは、LGBTそのものではなく、LGBTはこう扱われなくては平等ではない、というような物言いに俺が思う振る舞いのことだ。これは、平等の定義によって是とも非ともなるだろう。LGBTに対するポリコレな態度は、どこが正常なのかの境界線を争っているように見える。必ずどの作品にもLGBTを登場させなければならない、などという基準になった日には、おちんぽ騎士団の血を引くものに俺には見える。


フェミニストの掲げるものは男女同権で、この題目に関して俺は俺の定義によっては全く賛成する。男性は女性を殴ってもいいが、女性は男性を殴ったら犯罪になるとか、そういう形で権利が同列でない場合については、これを是正すべきであろうと思う。


フェミニスト、という人たちにもいろいろいるので、こうした俺も賛同する思想のもとに、女性の権利が侵害されないように守ろうとする人もいるのだろうが、なかには、ツイフェミなどと呼ばれる、女性に媚びるために主張を二転三転や暴走させるようなフェミニストも散見される。たとえば、この女性キャラの性的な描写は非であり、焚書すべきというような主張だ。


平等の定義を拡大解釈すると、このように他の権利や自由(この場合表現の自由)まで侵害するため、平等の定義は難しい。フェミニスト全体がおちんぽ騎士団だとは言わないが、このような暴走型フェミニストが、おちんぽ騎士団の血を引くものに俺には見える。


暴走型LGBTポリコレマンも、暴走型フェミニストも、結局立ち位置としては、それぞれの擁する存在に、耳障りの良い、しかし責任や結果までは深く考えていないことを囁き、それに寄生して自身が気持ちよくなりたい存在だからだ。おちんぽ騎士団の亜種だ。蜜を吸う存在だ。おちんぽ騎士は滅ばなければならない。


おちんぽ騎士団やその亜種はすべて、インターネットで、無責任さと伝搬性を獲得してから増殖したように思う。そして、これら無責任な、自身が気持ちよくなりたいだけのおちんぽ騎士団に、人類は滅ぼされようとしている。急激にではなくても、徐々に、確実に。

 

ネットがなくても、おちんぽ騎士団的平等思想から生まれた社会主義運動は、核戦争を巻き起こし人類を滅ぼしていた可能性すらあった。いま人類が直面しているおちんぽ騎士病は、それがインターネットを得て、より凶悪化したものなのだから、今度こそ人類は滅んでしまうかもしれない。

 

人類以外の種には存在しない、弱いオスのルサンチマン集合体たるおちんぽ騎士団との戦いこそが、人権思想を持った瞬間から始まり、今も続いている人類の存亡をかけた最終戦争であり、インターネットで進化したネオおちんぽ騎士団により、人類は今劣勢に立たされようとしている。

 

おちんぽ騎士団にはきっと、こんな囁きが聞こえるはずだ。”この「種」を食い殺せ”と


おちんぽ騎士は滅ばなければならない。

おちんぽ騎士団の逆襲 アスペの叶わぬ恋

続編です

 

前編

 

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以下のやり取りは俺がそれっぽい感じに自分の言葉で書いたものなので、完全にフィクションである。もし似たような文面を見つけてもそれは俺の話じゃない。

 
「あー運命の王子様が迎えに来てくれないかな」(女)
「○○ちゃんのために白馬買ってくればいい?」(A)
「▲ちゃんおはよー(^^今日はお仕事?」(A)
「ほんと好き。白馬で迎えに来て。」(女)
「いいよ。迎えに行くから待ってて。」(A)
「うん待ってる、会ったらぎゅってしてね」(女)
「□□ちゃんは女子高生だからまだわからないかもしれないけど、いっぱい経験したらその気持ちの意味がわかるよ(^^」(A)
「絶対する。力いっぱいぎゅーってする。俺も好き」(A)
「俺も好きだぞ。大丈夫か?絶対に無理はすんなよ。」(B)
「○○ちゃんは可愛すぎだろー。もうちょっと手加減しろよ」(C)
「えへへー」(女)


「この世は地獄。おちんぽ騎士団滅ぶべし」()


おちんぽ騎士団に対抗し、適応した本当に強いオスもいる。それは、僕は愛を証明しようと思うに出てくるような、恋愛工学の理想形だ。おちんぽ騎士団の仕草を真似て、軽い女で経験値を積み、本命の愛する家庭を持つ相手をものにするというオスだ。おちんぽ騎士団に汚染された女は遊び相手としてしか扱わず、本命の相手にはきちんと女性として大事にする。おちんぽ貴族とでも呼ぼうか。


そもそも俺が、おちんぽ騎士団を楽しむような、メンヘラビッチ系の女に惹かれるというのが、一番の問題だ。俺はアスペなので、自分が生きづらい人間だというコンプレックスから逃れられないでいる。自分では普通に生きているつもりなのに、みんなが俺のことをお前は普通じゃないと叱ってくる。これまで生きてきて、やっと、能力を評価してくれ、俺の人格を否定しないで居てくれる友人や、仕事でのある程度の成果を得たおかげで、人並みには生きられるようになったが、生きづらさは変わってない。金があり、ほしい物は買え、美味いものが食えても、寂しい。


だからだろうか。自分にない物を求めるからだろうか。美人であるだけで、若いだけで、いくらでもおちんぽ騎士団がよってくるような、そのことを甘受しているような、きちんと自分に向き合ってくれないような、ビッチと呼ばれるような、おちんぽ騎士団に囲まれてる子にこそ、自分の方を向いてほしいのだ。そうしないと救われない(と思い込んでいるのかもしれない)事が、俺のカルマなのだ。当然、そんなことは今まで一度も起こらず、こうして失敗を重ねているのだが。


俺も恋愛工学のように振る舞えたら楽なのだろう。そんなビッチと遊びで並行して付き合い、経験値を積むべきなのか。または、おちんぽ騎士団に汚染されていない、きちんと最初から俺の方を向いてくれる人と愛を育むべきなのか。だが、俺は最初から自分を好きになってくれる子が怖い。自分に自信が持てないからだ。そういう子からは俺のほうが逃げ出した。俺は出来損ないで、そういうきちんとした子を傷つけてしまう。それでは俺は救われないのだ。俺は、自信の持てない自分を受け入れた上で、自分が欲しいものを自分の力で手に入れたいのだ。おちんぽ騎士団の姫を、誠実に自分のものにしたいのだ。それが無理でも、そうしないと救われないように思えて、妥協も諦めもできず、茨の道で転げ回ることしかできない。本当にクリアできるゲームなのかわからない。正攻法ではクリアできない設計かもしれない。わからない。何もわからないからやっていくしかない。


俺はおちんぽ騎士に負けた夜、同棲していた子に、自分の本当なら隠すべきことも、携帯を盗み見たことも、何を思ってこういう行動をとったのかも、全て自分の言葉で話した。恋愛工学でいうところの完全な非モテムーブだ。こんなマインドセットで女にモテるはずがない。


そして、彼女の話を聞いた。過去の男は全てもっと自由にさせてくれてよかった、俺は重かったストレスだったという。俺が付き合ってる間に彼女に求めたのは、「他の男とはセックスをしないでほしい」「それに繋がる、男とのサシ飲みはやめてほしい」「俺は過去の経験から浮気を酷く恐れてしまい、おそらく過敏なほうなので、もし俺が不安になったら、それを解消するような証明や話し合いをしてくれると助かる」だったが、なんと、過去の男は、付き合っているときに他の男に抱かれることさえ咎めなかったという。俺は、それは、何も責任を取る気がないだけだ、お前と真剣に向き合ってないだけだ、お前の将来もどうでもよくて、今のお前を食い物にしたいだけだと、説教のようなことを言った。完全な非モテムーブだ。こんなマインドセットで女にモテるはずがない。


こんな完全な非モテムーブで、彼女が改心するわけがない。その確率は、0に限りなく近い。だが、その0に限りなく近い可能性にかけて、俺は最後まで自分らしく、非モテムーブを決めた。真剣に彼女のためを思って話した。当然、うまくいかなかった。おちんぽ騎士団や昔の彼氏を否定したことは、人の友達だののことを悪く言うのは、人としてどうかと思うと言われた。昔の彼氏が真剣だったかどうかは、今話すことじゃないから話したくないと言われた。


俺には人の気持ちがわからないが、経験から予想するに、彼女はまだヨチヨチされ続けたいのだろう。そのおちんぽ騎士団も、最近入ったギルドで知り合った、本当に1ヶ月に足らないような、ゲームとSNSでしか付き合いのないような、弱小おちんぽ騎士団に見えたが、ゲームのこととフリーター日常の愚痴くらいしかつぶやいてないような、手当たり次第に女に並行して話しかけているような、レベルの低いおちんぽ騎士に見えたが、彼女はそれでもおちんぽ騎士団に囲まれている都合の良い世界がいいのだろう。俺と向き合うことは、しんどいし、怖いし、やりたくないことなのだろう。あるいは、自分のしたいことに口を出されるだけで、俺との関係を捨ててしまいたい気分になったのか。俺にはわからない。


だから去年も俺に嘘をついて裏切っていたし、嘘がバレそうになったとき、嘘がバレたらどうせ別れられるから、俺のせいにして別れると騒いだのだという。俺はその時は、以後改めるならとそれが嘘だとわかった上で許したが、今回のおちんぽ騎士団は改めてくれず許せなかった。同棲までしたなら、その最低限の、おちんぽ騎士団とゲームで遊ぶのはいいが、好きとか言い合うような、彼氏がいたらやらないはずの、俺が不快になることは止めてくれと、その要望くらいは通ると信じてしまった。そんなことをせず、バカなことやってるなあと無視していれば、長続きしたのだろうか。長続きしても、俺の気が狂ってしまう。


俺は彼女に真剣に向かい合ってほしかったが、それは押し付けがましいことだったのだ。悲しい。悲しいほどに非モテムーブなことはわかっている。でも俺はこうすることしかできない。俺は彼女を憎みたくないから、おちんぽ騎士団のせいにしておちんぽ騎士団を憎みたいのかもしれない。おちんぽ騎士は滅ばなければならない。


俺はアスペで、自分では普通にしているつもりなのに、普通じゃないと否定されて生き辛い人生を歩んできた。だから、俺は自分くらいしか信じるものがなかった。その自分を変えることは本当に怖い。このうえ自分まで無くしてしまっては、何もなくなってしまう。だから、今回本当に辛かったけど、違うタイプの女を口説きにいってみて、これじゃないと感じたら、俺はまたおちんぽ騎士団に囲まれた姫に誠実な非モテムーブをしにいき、失敗するのだろう。そうすることしかできないのだ。俺はアスペだから。救われたいと思っても、皆が教えてくれる、もっと平和で、傷つかない道を歩くことが、俺には本当に怖いんだ。だから俺はアスペなんだ。これがアスペの叶わぬ恋だ。


俺の素晴らしい友人達は、俺の女の趣味が悪いという。おちんぽ騎士団で喜ぶようなビッチな女はやめろという。俺もおちんぽ騎士団は滅ぶべきだと思ったが、別にビッチが好きで選んでるわけじゃない。普通に好きになった子が毎回だいたいそういう子で、どうも自分はそういう子が好きになる傾向があるらしいと思う程度だ。だが好きになる相手なんて、選べるわけがない。


彼女を愛していた。彼女に裏切られることが怖かった。俺は真剣で誠実だった。それを彼女に押し付けた。彼女はそういうのを嫌うのに。きっとまた同じことをする。俺にはどうしようもない。誰か俺を救ってくれ。いつか、俺を救ってくれ。


おちんぽ騎士は滅ばなければならない。

 

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