シンギュラリティよりも、その先の話をしようや

ラーメン「幸楽苑」台風被害で51店舗閉店へ、っていうニュースをみて「風が吹けばラーメン屋が潰れる」って笑ったんだけど、これって合理化で店が潰れて仕事が失われるって話で。

シンギュラリティとか、AIに奪われる職業の話はする人がいるけど、「転換点」が予測できたならその先にある社会の話しようよ。

俺は奴隷制度が復活すると思う。そしてそれは、「戦勝国は敗戦国の人間を奴隷にしてよい」というのが「能力のある人間は能力のない人間を奴隷にしてよい」という形になり、よりおぞましいものになる。

効率化と機械化によって、「人足にしかなれないような能力の人間」よりも「機械」のほうが安くなったとき、「人足にしかなれないけど人足として雇ってもらえなくなった人間」はどうなるか？

福祉で生かすか、奴隷にするかしかないんじゃないの？他になにかある？「教育したら伸びて価値が出る」っていうのは、それができなくなる時代が、シンギュラリティのその先だろ？

奴隷、という名前は多分つかないけど、「月給12万くらいのギリギリ生きて行けて、金持ちが気持ちよく払える金額」で「金持ちの身の回りの世話をする」人が、「金持ちの指示に従って単純作業をこなす」、そして「その奴隷2.0が逆らったり、何か盗んだりできないように、武装ドローンが空を飛んで奴隷2.0を見張る」。

ウバーイーツで走ってる人はほぼその前哨だろ？手間賃で料理を買ってくるパシリだろ？賃下げ押し付けられても黙って従う彼らは奴隷の前哨だろ？

格差って、弱者が棍棒持ったら総量で勝てるから革命で覆されてきたけど、弱者の暴力の総量が、技術によって強者に勝てなくなったら、どうなるかっていうと、それが現代じゃないの？この行き詰まった時代じゃないの？