空白雑記

暇つぶし

石川優実さんの内容証明をみて今後のSNSアルファを思う

 

色んな人がツッコんでるけど、内容証明は「送った内容と送った日時」を証明するだけのものに過ぎません。内容証明を送ったことは、「時効の延長」とかには意味があるけど、名誉毀損のような損害の立証にはならない。「関わらないで」という意思を表明すると相手が関わりに行くことができないのなら、これこそが「表現の自由」の否定に直結する。ならば表明することには相手に意思を伝える以上には何の意味もないのだから、Twitter上でリプライかDMするだけで事足りるように思う。

 

内容証明なんてのは、相手の身元がわかってれば2000円程で誰にでも送れるものではあるのだが、「最終通知書」とか、「警告書」とかの見出しにして内容証明で要求を送ればキャンという人はかなりの割合で居るので、そういう商いをしてる人もいる。

 

内容証明を送るだけでキャンという相手がいるとしたら、匿名アルファだろうか。開示請求を通し、身元の秘匿を含む和解をしませんかと持ちかければキャンと泣きそうなアルファは多い。

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こんな話もある。これはおそらく、「名誉毀損などでの開示請求裁判」が裁判所をパンクさせかけてるんだと思う。スピード審理化をとかあったし、裁判所自体がパツンパツンなのだという感想と、この記事への感想からそう思うだけで、実数を調べたわけじゃないが。

 

今後も開示請求は増え続けるであろうから、そうするとこの記事にあるような開示請求の簡便化に至るのだろう。そうなったとき、この日本のネット社会はどうなるか。

 

そうなると、たとえばツイフェミの匿名勢のような他人に迷惑をかけるタイプの匿名は、この「情報開示の簡便化」がすすめば消滅せざるをえんと思う。ボーダーラインを認識してその上でタップダンスを踊れるような知能はないから、次々と首級をあげられるだろう。

 

これだけムラ社会化があきらかな日本のSNSにおいて、「実名」で言いたいこと言える人は相当かぎられる。肝っ玉だけじゃなく、「クレームに屈しない」収入源や地位が必要になる。意外と公務員なんかは、下手に不当にクビにするとガッツリ裁判とかできちゃうから強そう。


近い将来、インターネットが言論の自由を奨励するという幻想は砕け散り、実名の強者のみが言論を語り、匿名はネットでぼそぼそと日陰や鍵垢で隠れてつぶやく弱者となると思う。